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旧車乗りは部品との戦い! なくなってからでは遅い「いま確保すべき」パーツ5つ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

【燃料系】

 旧車で燃料系といえばキャブレターだ。オーバーホールは効くので、延命はできるが、性能を最大限に発揮させるという点では新品に勝るものはなし。意外なところでは電磁式の燃料ポンプが、最近は入手が難しくなってきていて、定番だったミツバ製ももう作られていない。最近のクルマはインタンク式が当たり前になっているなどが理由だが、別体で付けられるポンプがないのも旧車には痛い。キャブレターはオーバーホールが効くので、延命はできる

 また旧車でよくある、機械式のポンプは内部のダイヤフラムが破れて使い物にならなくなるので、新品をストックしておくか、やっぱり別で電磁ポンプにするしかない。ちなみにタンクも旧車の場合は内部がサビて、配管やキャブ内で詰まる原因になるが、さすがにこれは新品をストックしておくわけにはいかず、特殊な塗料でコーティングするか、サビてしまったら切開して直してもらうしかない。燃料タンクも旧車の場合は内部がサビて、配管やキャブ内で詰まる原因になる

【ボディパネル】

 メーカーにとって、補修用の部品は資産になるので税金がかかってくる。保管も大変だし、いつ売れるかもわからないのも辛いところだろう。ボディパネルはかさばるので尚更、製造中止になるのが早い部位だ。サビていたり、ヘコミがある場合、パネルがあったほうが安く、早く直せるので、もし現状で気になるのであれば部品が出るうちに交換しておいたほうが良い。ボディパネルは在庫するのにかさばるので尚更、製造中止になるのが早い

【ゴム類】

 ウインドウやドアまわり、ボンネット&トランクまわりに使われているウエザーストリップも早めに生産が終わってしまう部類だ。その割に確実に劣化が進む部分でもある。クルマの形状に合わせて作られるので、流用が効きづらいし、少量だけ作ってくれる業者は皆無だ。ウエザーストリップも早めに生産が終わってしまう部類

 新品をストックしておくにしても“生もの”だけに、使わなくても劣化していくのは頭が痛い。足まわりのブッシュなどは形状やサイズがそれほど多くはないので、流用が効きやすいのでこちらは恐れることはない。ゴム類は新品をストックしておくにしても“生もの”だけに、使わなくても劣化していくのは頭が痛い

 以上、5つのポイントで見てみたが、これらの部品を使って早めの予防的メンテを行なうのが旧車維持に大切な最大のポイント。「部品が生産中止になってから慌てて探し出す人は多い」という言葉がプロからよく聞かれる。ちょっと乗ってすぐに手放すなら構わないが、長く乗りたいなら“まずは部品を確保!”というぐらいの気構えでいてほしい。

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