高車高の3列シートでも「新時代もの」は侮れない
もしも新車から選択するのであれば、ドンズバな選択肢は「オデッセイ」だ。2013年に発売された5代目の全高は1695mm~1725mmとかつてのような“低車高”ではない。しかし、走りの次元は他のミニバンとは比較にならないほど高く、峠道を楽しく運転できる性能はしっかり継承されている。スポーティ仕様の「アブソルート」も健在だし、かつてのモデルに比べて居住性が上がり、スライドドア付きで乗り降りがしやすくなったのも朗報といえるだろう。またモーター走行を中心とするハイブリッドも用意しているから、新時代のミニバンともいえる。
最後に番外編をお届けしよう。ミニバンではないが、「3列シート」という括りであれば走りを語れるモデルとして入ってくるのはEV専門の新興メーカー「テスラ」。SUVの「モデルX」だけでなくセダンタイプの「モデルS」や「モデル3」にも3列シートモデルが設定されており、強烈な加速を味わえるとともに多人数乗車に対応できるのだ。好事家なら選んでみる価値はある。