純正ホイール対応のドレスアップアイテム
クルマのドレスアップで、一番の人気パーツといえるのがアルミホイール。インチアップやワイド化など、タイヤを含めて効果的にカスタムするのが定番のメニューだ。ただ、そうなるとコスト的にも高額になるため、純正タイヤサイズのまま、ホイールのみを交換するユーザーも少なくない。それ以前に、アルミホイールだけでも購入資金はそれなりにかかるため、ノーマルのまま我慢している人もいることだろう。現在履いている純正ホイールを、少しでもカッコ良くする手段はないのだろうか? ここでは、そんな要望に応えるアイテムを5点ピックアップしてみた。
【ホイールスペーサー】
純正ホイールがノーマル然として見える要因は、なにもデザインだけの問題ではない。フェンダーアーチから奥まって収まるルックスこそ、純正ホイールならではの存在感を醸し出しているのだ。この奥まったインセットをフェンダーとツライチ近くまで出してやれば、たとえ純正ホイールでも見た目の改善が可能。フェンダーと一体感のあるマッチングになれば、意外と純正ホイールに惚れ直すかもしれない。
注意したいのは、装着するスペーサーは厚くても5mmまでにすること。複数を重ねて使うのも、固定強度が落ちるので危険だ。5mm以上になると、ホイールナットのかかるネジ山が足りなくなるのでNGだと理解してもらいたい。イッキに15mm以上ホイールを出したい場合は、ワイドトレッドスペーサーで対応することができる。
【カラーホイールナット】
ドレスアップシーンでは定番の、カラフルなジュラルミン製ホイールナットを使ってイメージアップすることが可能。地味なシルバーの純正ホイールナットをメッキタイプに交換するだけでも、キラリと質感をアップすることができる。スポーティなメイクなら、クロモリ製の黒い貫通ナットでレーシーに決めるのもオススメだ。車両のイメージに合わせ、ホイールナットで変化を楽しもう。もちろん、締め付けにはトルクレンチを使ってもらいたい。
【リムテープ】
スポーティなカラーメイクとして、お手軽なのがリムテープやリムプロテクターなどと呼ばれるモノ。ボディのアクセントカラーに合わせてやれば、純正っぽいマッチングが演出できる。もちろん、オリジナリティを追求してどんな色を選ぼうとオーナーの自由。リムプロテクターと呼ばれるタイプはリムのガリ傷防止の効果もある一石二鳥のアイテムだ。
【エアバルブキャップ】
純正ホイールが樹脂製のエアバルブキャップの場合、さすがに質感としては見劣りするというものだ。しかし、安易にアルミ製のバルブキャップに交換すると、純正の真鍮製バルブステムとアルミキャップが「異種金属接触腐食」を起こし、最悪は固着して取れなくなってしまう。純正ホイールのバルブキャップを高品質にしたい場合は、同じ真鍮製のバルブキャップでドレスアップしよう。
【ホイールキャップ】
純正装着がスチールホイールの場合、社外品のホイールキャップを装着することで完全なイメチェンができる。ドレスアップシーンでは、あえてクラシックテイストを演出するために「鉄チン」ホイールにメッキのホイールキャップを合わせる場合もあるほどだ。純正スチールホイールを上手く活用したいなら、ホイールキャップでアレンジしてみよう。