スマホでしか浮き出てこない「秘密の演出」
この他にもタフトには楽しみ方が隠されていた。ボディサイドのデカールはカッティングで作られているのだが、ちょっとしたギミックが。「オリジナルサイドデカール・反射仕様」と同社が呼ぶそのデカールは、反射によって絵がが浮き出る仕様になっていた。
「例えばリアルなオートサロン会場に、クルマ好きのお父さんと小さなお子さんが来場されたとします。好きな車の前でお子さんがポーズを撮ってスマートフォンで写真を撮る、よくある光景です。このデカールをストロボ発光のスマホで撮ると、ボトム部分のデカールにヤマメが、ドアノブ付近はカブトムシやカマキリ、カエルといった、こどもが好きそうなものが浮き出るんです。それらを見た子が“なんかクルマって面白い”と思って貰えたら大成功です」。
塗り絵コーナーやエンジン体験コーナーを設けるなど、こどもを主体にしたコーナーをイベントの都度設けているダイハツ。今年はそのひとつがこのギミックだった。コロナ禍によりリアルイベントは見送られたため、この仕掛けで喜ぶキッズの姿が見られないのは非常に残念である。