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ホットハッチの起源は海外にあらず! 日本のシビックが最初だった

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TEXT: 大内明彦  PHOTO: Auto Messe Web編集部,BMW AG,FCA,PSA,Volkswagen

ホンダのシビックRSは世界の先駆けホットハッチ

 ちなみに、2ボックスハッチバック、スポーツエンジンの搭載という意味で、ゴルフとゴルフGTIを世界の先駆けとして紹介したが、実は、ゴルフより先に手掛けていたメーカーがあった。1972年に初代シビックを発売したホンダである。当初は2ドア構造のモデル設定だったがすぐに3ドア仕様を追加。さらに1974年には、CVキャブレーターを2連装するシビックRSを発表。ホンダ・シビックRS

 残念ながらシビックは、2ボックス市場を作り出すまでにはいたらなかったが、ボディ形状、モデル設定で言えば、VWゴルフに1歩先んじるモデルだった。

 さて、ゴルフGTIが先鞭をつけたホットハッチ戦線は、1980年代に入ってプジョーが205GTIをリリースして本格化。フランス車ながら硬派のドライビングフィールを持つ車両でゴルフと真っ正面から対決。プジョー205GTIとWRCカー205T16

 さらにイタリアではランチア・デルタGTがホットハッチとして名乗りを挙げ、最終的にはインテグラーレにつながる成長の足跡を見せていた。ランチア・デルタGT

 このほか、ほとんどのメーカーがエントリークラスに2ボックスカーを設け、そのなかにスポーツエンジンを搭載するモデルをリリース。ホットハッチは世界的なブームとなっていたのである。ランチア・デルタHFインテグラーレ

 それにしても、軽快なボディにパワフルなエンジンを組み合わせたハッチバック車を「ホットハッチ」と呼んだのは、いま振り返ってもうまいネーミングだったと感心してしまう。

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