メーカーチューンドの自然吸気エンジンを搭載したZ33型の集大成モデル
380RSと識別できるのはリアバンパーのRSバッジと、エンジンルーム内のヘッドカバー、シリアルナンバー、ステアリング/シフトノブ/サイドブレーキに採用されたレッドレザーのみと見た目で特別モデルを主張する部分は少なく、限定車としてはやや物足りないか。
デビュー当時はチープと言われていたZ33のインテリアもマイナーチェンジごとに見直され、バージョンNISMOはシートやドアトリムなどに上質な素材を使用。上級スポーツモデルに相応しい仕上がりとなっている。
380RSは内外装はもちろん、パフォーマンス面においてもZ33型の集大成モデルであり、モータースポーツ直系のチューンドエンジンを味わえる希少な存在。 新車価格はベースモデルのバージョンNISMOの約100万円高となる539.7万円だったが、現在は300万円前後で流通しているので特別な限定車としてはさほど高騰していない。今後、誕生する可能性が低い大排気量の自然吸気エンジンの魅力を存分に味わいたいなら、手に入れておきたい1台だ。