バブル景気で輸入車が爆発的にヒット!
今、50歳以上の人が20代以降に経験したであろう空前のバブル景気。それは1986年から1991年に至る5年間に日本を巻き込んだ、まさにシャンパンの泡のような、いつしか消える好景気だった。特に、1987年はガイシャ(当時、輸入車をガイシャと呼ぶのが一般的だった)の登録台数が前年から飛躍的に伸び、86年の6万8357台から一気に9万7750台へと躍進した、ガイシャ元年とも言うべき年だった。
1988年に筆者が書いた、おそらく日本で初めての外車購入術を1冊にまとめた単行本「ぼくたちの外車獲得宣言」(リヨン社刊)が出版されたのも、そうしたバブル景気によって、ガイシャが当時の若者の神器になった背景がある。カラーページに登場する女の子は、バブル女子を絵にかいたような、お友達のワンレンボディコンの女子大生だったりして・・・・・・。
思い出せば、バブル期には女子大生の友達も多く、彼女たちの生態をある程度知っている。ここでは、バブル期の女子大生にウケが良かったガイシャをランキングしてみたい。最初に結果を白状してしまえば、バブル期とはいえ、意外に堅実感あるガイシャが人気だったように記憶している。