2021年も受付延長 まだ活用していない対象ドライバーは必ず活用すべし
高齢ドライバーに対して補助が行われる「サポカー補助金」。安全運転サポート車両の購入などで、この補助金制度をすでに利用しているユーザーも多いのではないだろうか。次世代自動車振興センターのホームページによると「2021年1月下旬まで受付を想定」とあり、21年3月頃には補助金は修了すると思われていた。
しかし先頃、2021年度もサポカー補助金を継続実施することが決まったと発表されたのだ。詳細部分はこれからの発表だが、基本的には2020年度と同様に2021年度も継続して申請できると思って良いだろう。ただし、2020年度同様「年度途中であっても補助金交付申請額が予算額を超過すれば、前もって告知した上で申請受付を終了」としている。よってサポカー補助金の申請を考えているユーザーは早めに手続きするのが賢明だろう。
では、2020年に実施されたサポカー補助金の内容についてあらためて紹介しておこう。これを参考に2021年度の申請を考えている対象オユーザーは申請の検討をして頂きたい。
補助金の「対象年齢」と「対象車両や装置」について
サポカー補助金の対象となる条件はいくつかある。そのひとつが年齢で、65歳以上が対象になる(2021年4月1日以降に対象車両の登録等や対象装置の設置がされたものについては、2021年度中に満65歳を迎える方も対象とする予定)。年齢条件に当てはまるユーザーのみが申請可能。そこは間違いの無いようにしたい。
さらに補助の対象になるものは「安全運転サポート車の車両(新車・中古車)の購入」と「後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置」導入の2種類となっている。
ひとつめの「安全運転サポート車」とは先進安全運転技術が搭載されたクルマのことを指している。衝突の危険を警報で知らせ、自動ブレーキで衝突回避や被害軽減をサポートする「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」やソナーで前/後の障害物を検知、ペダルを踏み間違えた時、警報で知らせブレーキ制御またはエンジン制御で急発進を抑制する「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」などの先進安全運転技術を備えた車両のことを指している。
これらの装備を備えた安全運転サポート車に対しては新車で最大10万円(軽自動車は最大7万円)、中古車の場合は最大4万円の補助が受けられる。
後付けの安全装置にも補助金がある
また後付けの「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」とはその名の通り後付けできる安全装置を対象とした補助金だ(認定アイテムはホームページで公開されている)。高齢ドライバーの事故でたびたび報道されているブレーキと間違ってアクセルを踏むことで引き起こされる事故。このように万が一、ブレーキと間違ってアクセルを踏み込んでも誤発進しない装置がこれにあたる。認定されている装置を取り付けることで最大で4万円の補助が受けられる。
2021年度も継続されることが決まったサポカー補助金。申請に必要な条件である年齢と導入するクルマや安全装置が制度に合致していることが確認した上で、制度に適合している場合は早めに申請して、お得にクルマの安全を手にい入れよう。
【経済産業省の該当ページ】https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/automobile/sapoca_hojokin/sapoca_hojokin.html