より存在感が増したフォルム
レジンモデルの「セリカGT FOUR」(ST205)にはその様が遺憾なく現されている。
国内には3ナンバーとなって投入されたST205。動力性能は当然ながら、歴代セリカが実戦の場で練り上げてきたものがつぎ込まれていた。軽量化アルミボンネットに当然ながら巨大なエアインテークが設けられ、2500台の市販車の2リッター直4DOHCターボは最高出力255だった。
リトラクタブルだったフロントライトが丸目4灯に変わったマスクは、威厳ある仁王像の眼差しともとれた。リヤにはがっちりとしたボリュームのブリッジ基盤に支えられた大型のスポイラーが施され、4WDの機敏な足取りながら、丸みを帯びたフォルムは佇めばどっしりとも感じられる優雅な高級感も持ちあわせ、世界市場を闊歩していくのである。
WRCでは94年のオーストラリアにデビュー、95年のツールド・コルスでディディエ・オリオールが初優勝を遂げる。残念ながらWRC競技においては3ナンバー市販車戦略とは相容れない車重増の影響もあった。また車両規則違反でポイント剥奪、トヨタはしばし出場謹慎にまで至ってしまう……。
世代を重ねてきたセリカGT-FOURの高性能が帰結しているST205、そのレジンモデルを傍らに眺めれば、市販車としてのあるがままの姿であるホワイトモデルだけあって、回顧もいろいろと止めどない。
【商品概要】
◆商品名:OttO トヨタ セリカ GT FOUR (ST205) ホワイト
◆サイズ:1/18スケール
◆価格:1万5000円+税
◆材質:レジン製
◆開閉機構:なし
◆その他:世界限定300台
【問い合わせ先】
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