世界最速をかけた軽トラレースもある
今回は【激変】というキーワードで、軽トラチューニングを追ってみたが、GTカープロデュースでは、チューニングパーツの販売や取付サービスの提供のみみならず、『Kトラワールドシリーズ』という、軽トラックのモータースポーツイベントを開催していることもよく知られている。
今年の大会についてはまだ詳細が発表されていないが、2020年シーズンでは、全4戦が組まれ、そのうち3戦がサーキットトライアル、1戦がスプリントレース形式となり、各ラウンドの獲得ポイントの合計でシリーズを争うイベントになっている。
ワールドと名前がつけられているのは、地球全体を見ても軽トラックが普通に走っているのは事実上ニッポンのみで、ココで優勝すれば「世界一」を名乗れるというワケ。
ちなみにこの選手権で「世界一」になったクルマがどれだけ速いのか? それを表現する指標のひとつに“パワーウエイトレシオ”という算出基準がある。選手権「世界一」の軽トラ最速マシンは車重650kgに対して出力が110ps。 登場当時のZN6トヨタ86(Gグレード)の6速マニュアル車が、車重1210kgに対して最高出力が207ps。パワーウエイトレシオは、5.84kg/ps。つまり数字上ならトヨタ86と同レベルに!!
【取材協力】
GT CARプロデュース
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