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「遅さ」の原因は「ドラポジ」かも! サーキット走行の正しい「運転姿勢」を伝授

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

座面は下げておくとメリットが多い

 シートリフターがあれば、座面はできるだけ下げておきたい。座面が低いと自然に目線が遠くなり、頭部が車体のロールセンターに近づくので、ロールの影響を受けにくくなる。シフトリフターが付いているクルマなら一番下まで下げておきたい

 可能であれば、お尻側の座面はできるだけ下げて、腿の膝に近い部分は少し高くなるようにしておくと、減速Gがかかったときの身体のホールドが楽になる。

下半身は膝が伸びきっていないかをチェック

 ここまで決めれば、下半身も自ずといいポジションになっているはずだが、一応確認でフルブレーキを踏んだとき、クラッチをしっかり切ったときに、膝が伸びきっていないかをチェック。もちろん目一杯奥深く腰掛けた状態で、腰裏に隙間がないのが前提。このペダルまでの位置が遠いと、腰痛の原因になる。シートに奥深く座った状態でブレーキやクラッチを踏んだときに膝が伸びきらないことが重要だ

 ドライビングポジションを決める目的は、手足をしなやかに自由に動かすこと。身体をしっかりホールドしてクルマを感じやすく操作しやすいポジションを得るのが何より重要。ドライビングポジションを決める目的は、手足をしなやかに自由に動かすこと

 ストリートでも1時間や2時間のドライブで、肩・腰・首がいたくなったり、疲れたりするのは、どこかポジションに無理がある証拠で、もう一度ドライビングポジションを見直してみた方がいいだろう。

 また体調や服装、ドライビングスキルの上達によっても、ベストなドライビングポジションは変わってくるので、微調整はつねに必要。チルト、テレスコピック、シートリフターなど使えるものは何でも使って、真のペストポジションを探求しよう。ドライビングポジションに関する機能は使えるだけ使って走行をしたい

 繰り返しになるが、ドライビングポジションの調整は、重要なセッティングなのだ。

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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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