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「アルミホイール」がマニアの証だった時代! 「カタログ」でニマニマした「昭和のクルマ好き」の生態

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

憧れのアルミホイールを装着した時の嬉しさはひとしおだった

 筆者のまわりには当然クルマ好きが多かったが、アルミホイールでは国産派か輸入ブランド派かに別れていた。国産派から挙がるのは、RSワタナベの8本スポークやエンケイ(メッシュ、バハほか)、レースで有名になったハヤシレーシング、ボルクレーシング、フォートランや、アルメックス、ゾナといった当時タイヤメーカーから発売されていたブランドなどが多かった。

 一方の輸入ブランド派というと、某CG誌や某スクラン誌を創刊号から毎月欠かさず読んでいたようなタイプだったから、カンパニョーロ、クロモドラ、FPSといったブランドを筆頭に、BMW・E20に乗っているようなドイツ車贔屓だとATS、BBSなど。ジャガーの友人はいなかったからワイヤーホイールのボラーニ(1台分で50~60万円した)は見かけなかったが、旧いミニにミニライトを「これ以外はない!」と付けていた友人もいた。

 以上は今からざっと40年以上前、70年代後半~80年代初頭の話。現在のようにネットで見つけてポチッとすれば欲しいものがスグに手に入る時代ではなかった。が、それだけにカタログや雑誌の写真で見て決めて、手に入ったアルミホイールを晴れて自分のクルマに装着した時の嬉しさはひとしおだった。

 筆者もクロモドラを履いた自分のクルマの姿を被写体に、キヤノンF-1モータードライブ付きに135mmレンズをつけて、箱根やさまざまな場所に出かけては写真に収めたものである。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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