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ブームで「ソロキャン」のはずが「グルキャン」感全開の悩み! 解決策は「逆張り」だった

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

「不便さ」を受け入れる事が「トナラー」避けになる

 あえての孤独や静寂を満喫することが醍醐味のひとつでもある「ソロキャンプ」。ただ空前のキャンプブームもあって、「せっかくのソロキャンが……」なんて苦い思いをした事がある方もいらっしゃるだろう。そんな「残念な事態」を避けるために、注意すべきポイントがいくつかある。という事で今回は、ソロキャンプを堪能するためのポイントを4つ紹介していく。

有給をフル活用して平日にキャンプ

 まずは日にちの選定から。ソロキャンプに最も向かないのはゴールデンウィークなどの大型連休で、もしアナタがそこしか休みが取れないのであれば、正直いって諦めるしかない。長い休みに家族や仲間と出かけたくなるのは当然だし、人数が増えるとマナーやルールをよく分かっていない人も増える傾向にあるのはどこか仕方ない。 オススメしたいのは何といっても平日で、普段は混雑するキャンプ場もガラガラだし、いたとしてもソロや少人数の可能性が高い。クマなどが出没する地域で完全なソロもそれはそれで不安だが、有給休暇や代休を活用し平日にキャンプする人は多いのだ。

天気の悪い日こそソロキャン向き!?

 また天候も大きく影響する。誰にもジャマされず静けさを楽しむなら、あえて天気の悪い日を狙うのもアリといえばアリだ。台風のような荒天は論外だが、小雨くらいの降水量で、それに耐えうる性能のテントやタープさえ持っていれば、雨音に耳を傾けながら一夜を過ごすのも風流だろう。 ただし増水しそうな川や崖の近く、水捌けの悪いキャンプ場は避けること。アウトドアに限らずひとりや自由を楽しむということは、徹底したリスクマネージメントが大前提であると心得るべし。

「高評価・人気キャンプ場」はあえて外す

 続いては混雑しにくいキャンプ場の条件をいくつか挙げてみよう。モチロンすべてに当てはまるワケじゃないが、私営よりは県や市が管理する公営キャンプ場のほうが、設備が簡素だったり大々的に宣伝をしていないため、多少の不便さはあっても混みにくい傾向がある。

 目の付けどころとしては『キャンプ場』ではなく『野営場』だったり、インターネットでの予約ができないとかシャワーがないとか、そもそものサイト数が少なかったりアクセスがかなり不便だったり、最近の主流といえる高規格キャンプ場と正反対の条件であるほど、グループやファミリーでの利用者は少ないと考えていい。

 こういったキャンプ場はある意味ベテラン向きなので、巷で話題の「トナラー」と遭遇する確率も低いはずだ。

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