サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

「タナベ」×「SSR」の無敵コラボ! 2つの名門が送り出す「SUVアイテム」が魅力的すぎた

注目ブランド「デバイド」から新作続々

 新車ラインアップの充実度や販売台数の増加に伴い、ドレスアップシーンも勢いづくSUV。各モデルのアフターパーツが豊富に揃いつつある現在では、さまざまな方向性でドレスアップを楽しむことが可能だが、やはり王道かつ旬な「アゲ系」こそが間違いないスタイルといえるだろう。そんなアゲ系スタイルを目指すSUVユーザーに、いまイチ押しの注目ブランド「DEVIDE(デバイド)」と、その各種アイテムを紹介しよう。

アップスタイルをとことん楽しもう

 約3年前に誕生した「DEVIDE(デバイド)」は、数々の実績とノウハウを持つチューニングメーカーのタナベと、そのホイール専門ブランドであるSSRとが共同で立ち上げたブランド。ひとつのブランドだけで足まわりもホイールも、さらには種々のサポートパーツまでのすべてを賄えるブランドを作りたい、という思いがそのきっかけだ。共同することで、コンセプトや方向性の一致が計りやすくなるのがメリットで、ユーザー目線からしても、ひとつのブランドでフルコーデできるのは、理想のスタイルをより具現化しやすくなるというアドバンテージがある。

 そんなデバイドがターゲットとするのはSUV。それもゴリゴリの悪路走破系ではなく、あくまでもファッションの一部としてアップスタイルを楽しむためのギアであることがそのコダワリだ。「ちょっとアゲて太いタイヤを履き、それに似合うホイールで、クールにオシャレを楽しみたい」そんな街オフ的な遊び方に、デバイドのアイテムはジャストなのだ。

 現在デバイドからリリースされているのは、アップサスペンションとホイール、一部車種用のラテラルロッド、ステアリングダンパーなど。いずれも信頼のタナベ&SSR製だから、初心者でも安心して使えるというのもありがたい。今後はさらにラインアップも充実される可能性が高いだけに、しばらくはデバイドから目が離せなくなりそうだ。それでは早速、現行のラインアップをひとつずつ見ていこう。

アゲても快適なリフトアップ車高調「アップ40」

 サスペンションのアッセンブリー交換となる「アップ40」は、自分好みのビジュアルと快適な乗り心地とを両立するための本格的な“アゲ専用”車高調。十分なストローク量を維持したまま車高を制御できる全長調整式で、ネジ式でアゲたときに発生する過度なピッチングも抑えられるから、普段の街乗りも快適にこなせるのが特徴だ。

 ダンパーは、KYBと共同で開発した「TVS(=ツインバルブシステム)」を採用。これは極低速の領域から確実に減衰力を発生させられる機構で、全速度域で安定した乗り心地と確かなスタビリティを確保する。40段というきめ細かな減衰力調整も、このTVSがあるからより威力を発揮し、好みの乗り味を堪能できる。

 静粛性に優れた大容量ベアリングとスラストシート、異音の発生を抑えて衝撃も緩和してくれる専用ゴムアッパーマウント、緩みにくいテーパー型ブラケットロックなども採用。超軽量でヘタリにも強いタナベ自慢の自社製スプリング「プロ210」が組み合わされ、アップ量やスプリングレートなどのすべてが車種専用セッティングとなっている。

 そのほかにもナックル部はサビ対策としてツインコートで保護され、製品本体に1年または1万kmの保証も付帯。品質面とアフターフォローの両面で、長期間安心して使えるのはじつに魅力的だ。

 現在の設定車種はジムニーやハスラーなどのKカーから、CH-RやCX-5などのSUV系、さらにデリカD:5やエクストレイルにランクル・プラドといったRV系まで主要車種をカバー。理想のアップスタイルと、質の高いライドフィールを両立したいというコダワリ派は、このアップ40を選んでおけば間違いない。

デバイドUP40●19万8000円〜
□車高調整範囲(純正比):(F)0〜+46㎜ (R)+15〜+47㎜
□推奨車高:(F)+25㎜ (R)+30㎜
□バネレート:(F)6.0kg/mm (R)5.0kg/mm ※各数値はRAV4アドベンチャー用
□対応車種:ジムニー、ハスラー、クロスビー、C-HR、RAV4、ランドクルーザー・プラド、エクストレイル、デリカD:5、CX-5、CX-8など

スプリング交換で手軽に”アゲ”られる「アップ210」

 本格派のアップ40に対し、より手軽にアップスタイルを楽しみたいユーザーにオススメなのが、スプリング交換のみでリフトアップできる「アップ210」だ。車種によってアゲ幅は異なるが、基本的には約1インチ(=25〜30mm)の車高アップを可能にしている。

 コイル本体はタナベ独自の冷間成型仕上げられた引っ張り強度2100N/mmを誇る軽量・高強度なスプリングを採用し、純正ダンパーの性能を生かしきる方向でセッティング。同社のローダウンサス「NF210」ゆずりの快適な乗り心地を実現している。またロールセンターと車体の重心点が近いため、コーナリングの安定性も体感できるはず。

 スプリングの下地には「リン酸亜鉛」と「カチオン」が施されており、耐久性や防錆性についての心配も不要。ヘタリの永久保証が付帯されるのも大きな魅力だ。

DEVIDE UP210●4万6000円〜(1台分)
□車高アップ量:(F)(R)約1インチ(=25〜30mm) 
□バネレート:(F)3.2kg/mm (R)4.0kg/mm ※各数値はRAV4アドベンチャー用
□対応車種:RAV4、ハリアー、プラド、ライズ、ヴェゼル、CX-3、CX-5、CX-8、デリカD:5、ジムニー、ハスラー他

SSRの名作をより現代的にアレンジ

 続いてはデバイドのホイールを。最新作「クロスバッハ」は、かつて一世を風靡したSSRの名作「アウスバッハ」のイメージを踏襲したモデルで、より深くカスタムを楽しめるよう同ブランド初の3ピース構造を採用した意欲作だ。

 柔らかく膨らんだドーム状のディスクをベースに、細かなスクエア型ホールがビッシリと並べられた意匠は、まるでパターンデザインのように機械的でワイルド。そのホールが内側と外側へ2重で連なるビジュアルは歯車を連想させ、どことなく機械的でタフなツール感を演出してくれるだろう。

 ホールが2重に連なるこのフェイス、じつは内側の小径ディスクの外側にもう1枚大きめのディスクを合わせたようなデザインとなっていて、その内と外とを仕切るように配置されているのが脱着可能なロックプレートだ。デバイドのロゴとコンセプトワードとがホワイトレターで描かれたリングで、単調になりがちなメカニカルフェイスのメリハリとなっているのがポイント。ホワイトレタータイヤと合わせれば印象もグッと華やかになり、持ち味のワイルドさもより際立つこと確実だ。

 このロックプレートは、取り外して好みのカラーでペイントしたり個性をさらに追求するという遊び方も可。プレートを留めるボルト、ディスクエンドのピアスボルトの存在も強いパワー感の秘訣だ。

 設定カラーは精悍さと落ち着きとが際立つフラットガンメタが標準となるが、リムやピアスボルトはオプションカラーが用意されていたりと、好みでアレンジを楽しむこともできる。

 ライズに装着しているのは、オプションカラーのフラットフレアブロンズ。明るすぎず暗すぎない適度に華やかな色味で、SSRの系譜らしい躍動感も盛り上がる。もちろんSUVに欲しいワイルドさも満点で、威張れて遊べる3ピースホイールだ。

DEVIDE XROSSWUCH(デバイド・クロスバッハ)
◆16インチ(5.5J〜9.5J)●6万3000円〜7万1000円
◆17インチ(5.5J〜12.0J)●6万9000円〜8万2000円
□HOLE-P.C.D:4H-100、5H-114.3
□COLOR:フラットガンメタ
□オプションカラー:4000円up
□オプション:ブラックアルマイトリム(アウターリム1万円up、インナーリム1万円up)、クロームピアス仕様1000円up、ゴールドピアス仕様6000円up

ハイエースや本格クロカン向けホイールも多数ラインアップ

 デバイドがターゲットとするのはSUVだが、じつはその始まりはハイエース用ホイールからだった。当初はスポーツに振ったデザインだったが、そのラインアップは基本的にスタイル性重視。オシャレなアップスタイルにハマる、力強くて魅せヂカラに長けたモデルがほとんどだ。

 ちなみにこれまで発売されているデバイドのホイールは、すべてが1ピース構造。1ピースに特化するわけではないが、SSRの流れを汲んだホイールを、より手軽に手にできるというのは、ユーザーとしてはありがたい限り。SSR流儀の躍動感もしっかり備わるが、よりファッショナブルで、遊び心も取り入れられているのもデバイドならではの特徴だ。

 いずれのモデルも力感が強く、存在感もデカいから、アップスタイルの足元にはピッタリ。ブロックタイヤとも好相性だ。

’70年代をテーマとしたクラシカル系

 ハイエース専用で展開される「MK-6」は、’70年代のクラシカルスポーツがテーマ。

 SSRの名作「スピードスターMK-Ⅲ」のシンプルで骨太な意匠を彷彿とさせるH断面形状スポークが特徴的で、ディスクエンドを大きく落とし込んだマルチピース風のデザインとなるのもポイントだ。さり気なくあしらわれたブランド鋳出し文字があえてカタカナなのも、クラシカルな雰囲気を盛り上げてくれる。

DEVIDE MK-6(デバイド・マークシックス)
◆16インチ(6.5J)●3万4000円
◆17インチ(6.5J)●3万8000円
◆18インチ(8.0J)●4万6000円
□HOLE-P.C.D:6H-139.7
□COLOR:ダークガンメタポリッシュ

「GTX03」の系譜に連なるジムニー専用モデル

 「X03J」は、モータースポーツシーンで活躍するSSR「GTX03」の設計思想を受け継いだ、ジムニー専用モデル。

 高い強度と剛性を確保しつつ、軽さにも優れたHシェイプドスポークが特徴で、その先端を深いリムへと急降下させた意匠は、立体的でインパクトも満点だ。センターへ向かって落とし込まれるコンケーブ形状も迫力あり。

DEVIDE X03J(デバイド・エックスゼロスリージェイ)
◆16インチ(5.5J)●3万3000円
□HOLE-P.C.D:5H-139.7
□COLOR:マシンドグラファイトガンメタ+スモーククリア

ゴールドのタテガミが映えるワイルドな意匠

 12本のスポークは中腹から先端を力強く隆起させ、ここをディープゴールドで際立たせるという独創的なスタイルを実現。

 その様子はまるで金色のタテガミのようで、SUVでのアップスタイルに相応しい強靭さと頑強さが際立っている。リム外周に補強リブを与えているのも特徴で、視覚的なアクセント効果も大。ピアスボルトもアクセントも絶妙だ。

DEVIDE FT(デバイド・エフティー)
◆15インチ(5.0J)●3万1000円
◆16インチ(5.5J〜7.0J)●3万4000円〜4万1000円
◆17インチ(8.0J)●4万7000円
◆20インチ(8.5J)●6万5000円
□HOLE-P.C.D:4H-100、5H-139.7、5H-114.3、6H-139.7
□COLOR:ディーブゴールド

大地をつかむ強靭な足を連想させるパワー作

 シンメトリーなクロススポークデザインで、SUVにジャストな安定感あるビジュアルとなるのが特徴の「ZS」。

 スポーク先端を落差のあるリムオーバー形状とすることで、大地に掴みかかる強靭な足をイメージさせるなど、パワー感にあふれた印象となるのが魅力だ。精密なマシニングロゴや、アーミー風のカラー「アッシュブラック」もSUVと好相性。

DEVIDE ZS(デバイド・ゼットエス)
◆16インチ(7.0J)●4万1000円
◆17インチ(7.0J〜8.0J)●4万5000円〜4万7000円
◆18インチ(8.0J)●5万1000円
◆20インチ(8.5J)●6万5000円
□HOLE-P.C.D:5H-114.3、6H-139.7
□COLOR:アッシュブラック

GT500ホイール直系のハイエース用

 GT500レーシングホイールであるSSR「GTX01」の意匠を、ハイエース専用に再構築したスポーツモデルが「X01H」。

 スポークを極限までシェイプアップすることで軽量化を実現し、なおかつキャンピングにも適した高剛性も両立している。リムフランジまで伸びるリムオーバーデザインとなるため、大径感も満点。リム奥のロゴも風格あり。

DEVIDE X01H(デバイド・エックスゼロワンエイチ)
◆16インチ(6.5J)●3万4000円
◆17インチ(6.5J)●3万8000円
□HOLE-P.C.D:6H-139.7
□COLOR:ダークシルバー、グロスブラック

※記事内の価格はすべて税抜

【詳しくはコチラ】
タナベ
TEL.072-728-6700
https://www.rd-tanabe.com

モバイルバージョンを終了