GRヤリスWRC仕様に近づけられるウヱルパイン
GRヤリスといえば、1.6リッターターボ車だけでなく、1.5リッター NAエンジン車であってもカーボンルーフが標準装備になっているくらい、軽くて丈夫なカーボンパーツにこだわっているクルマだ。
そして1.5リッター車は廉価版というわけではない。実際、2021年の全日本ラリーJN6クラスに1.5リッター車のGRヤリスRSで参戦する予定なのがウェルパインモータースポーツで、同チームがラリーマシンを開発する中で生まれたカスタムパーツブランドが「ウヱルパイン」だ(ェがヱになっているのが違い)。
その基本コンセプトは、本気のカーボンアイテムというもの。デモカーであり、全日本ラリー参戦マシンで、まず目が留まるのはWRCマシンさながらの迫力を持つ「WRCリヤウイング」だ。
これだけのサイズだけにメーカー希望小売価格も消費税込み40万4800円とかなり立派なものだが、メーカー系の仕事も手掛ける一流デザイナーの作という完成度の高さは価格なりの価値があるといえるもの。幻のGRヤリスWRC仕様に近づけられるということで海外からのオファーもあるというほどの人気アイテムとなっている。
ウヱルパインのアイテムは、現時点ではフロントリップスポイラー(消費税込み10万5600円~)、ドライカーボンシャークフィン(同1万6500円)が用意されているのみとなっているが、リアルカーボンにこだわりインテリア系アイテムも開発中というから注目だ。
すでに2020年のスーパー耐久ではデビューイヤーにクラスチャンピオンに輝くなどモータースポーツでの活躍は約束されているといえるGRヤリス。ストリートで乗るファンも、こうしたカスタマイズパーツを利用してレーシーに仕上げることで、さらに愛着が増すこと請け合いだ。