この記事をまとめると
■完成形をイメージしたベース車選びが大事
■ブログや動画配信サイトで作業例の確認も有効
■仕様によっては構造変更なども必要に
キャンピングカーのDIYという選択
緊急事態宣言が続く状況で巣篭りも苦痛になり、旅好きやアウトドア派の方は「“走るNO密空間”であるキャンピングカーなら、人のいないところまで行ってアウトドアを満喫できるのに……」と思うことがあるかもしれません。だからと言って即キャンピングカーを買うのか? となると「やっぱり高いしなあ……」と二の足をムニムニ踏んでしまいます。それなら自分で自作するか? との思いがコブラのように、かま首をニョッキリもたげてしまいます。そこで自作するとしたらどうなるか? シミュレーションしてみました。
1)ベース車両
自作と言っても、専門のビルダーさんと違って立派な設備や技術、ノウハウがある訳でもないので、その作業には限界があります。つまり、ボディカットや型が必要な本格的なキャンピングシェルなどは難しいので、自ずからそのベース車両も決まってきます。
例えば車内改装で済む「バン」や「ワゴン」タイプからの改造による「VAN Life」、もしくは最近人気の、軽トラックなどに自作のキャンピングシェルを架装させる「モバイルハウス」などです。または既製品と自作の中間、これは8ナンバーが取れているキャンピングカーですが、もっともシンプルで安いモデル(基本装備だけで他にはな〜んも付いていない)や、ちょっとくたびれた(?)中古キャンピングカーを改造するという手もあります。
まずは、どんなキャンピングカーにしたいのか、その「最終形」をイメージして予算も考えた上で、ベース車両を決定したいものです。
2)自作方法
ありがたいもので“キャンピングカー自作への道”には、多くの先達がいます。それらの人のブログや動画が山のようにあるので、それを参考にする事ができます。
多くの成功例と失敗例があるので、非常に勉強になります。また、ハンドメイドキャンピングカークラブといったグループや、「VAN Life」についての関連団体など、それらが主催する講習会などもありますから、それに参加して自作の知識を得たり、同時に同じ志の仲間との交流することもでき、既に何台か自作キャンピングカーを手掛けた方から教えを乞う事もできます。いわば自作師匠ですが、この方からは自作ノウハウだけでなく、自作人脈や関連パーツのルートを教えて頂けることもあります。
そして、これは自作師匠に伺った話ですが、器用不器用もあるけども大事なのは「創ることへの愛と情熱」だそうです。これさえあればいろいろな理由で、途中で頓挫しそうになっても本願成就できるそうです。安さだけで自作するのではなく、自作したいから創るという方も多いようです。