「湯たんぽ」で電気を使わない「こたつ」が作れる
テーブルに寝袋や大判ブランケットを被せてこたつにすると、それだけでずいぶんあたたかい。椅子と併用するときは隙間が生まれないよう、椅子にもブランケットをかけて床面までたらしておきたい。ただし、このままでは食器を載せると安定しないので、小さなテーブルの天板や大きめのトレイを用意しておこう。
さらに、中に湯たんぽを置いて、それに足を載せるとさらによし。湯たんぽの湯は時間がたってもそこまでキンキンに冷えないので、使った後は歯磨きや手洗いに重宝する。加えて座布団型の使い捨てカイロや座布団型湯たんぽと併用すると防寒効果はさらに増す。
なお、豆炭あんかは中に詰めたロックウールが発火や一酸化炭素の危険を低減しているが、寝袋やシートの素材によっては焦げや火災の原因になる。また、いくら一酸化炭素の発生が少ないとはいえ、狭い車内やテントでの使用は控えたほうが安心。
「ポータブル電源」があれば電気毛布や布団乾燥機が使える
ポータブル電源があればAC電源がないキャンプ場でも電気が使えるので、少し大きめの電気ブランケットを用意するのがいいだろう。肩や腰に巻きつけておけば冬キャンプの冷えから開放される。ポータブル電源ではなくモバイルバッテリーで使えるものもあるので、これなら肩にかけたまま歩き回れるので、屋外での調理にも役立つ。
また、布団乾燥機は寝る前に短時間だけ寝袋をあたためておけば眠りやすくなるし、ブーツの中を温められるのがうれしい。雪や汗で濡れたブーツを乾かすこともできるので、コンパクトな布団乾燥機があると何かと役立つ。
最後に、寒さ対策とは関係ないが、風が強いといつの間にか張り綱がゆるんでいる。ペグが抜けないまでも、張り綱が緩んでいるとテントがバタつくと耳障りで落ち着かないので定期的に張り綱を確認。フリーサイトならその上で、風上にクルマを停めてダイレクトにテントに風が当たらないようにしてもいい。