「WAGONIST MEETING SPL」で見つけた注目車両【SUV編】
ワゴン・ミニバン系のドレスアップ専門誌「WAGONIST(ワゴニスト)」。その人気コーナーのひとつである、愛車撮影会「ワゴニストミーティング」のスペシャルバージョンが昨年(2020年)末に、兵庫県にて開催された。
コロナ禍のなかとはいえ、イベントには143台(抽選にて決定)のユーザーカーと13社のメーカー&ショップが参加。当日はサスペンションメーカーによる同時走行会や豪華商品争奪ジャンケン大会などが行なわれ、大きな盛り上がりを見せた。今回はその中から、旬なSUVをベースにカスタムしたユーザーカー4台を紹介しよう。
アゲ系SUVのお手本的スタイル【RAV4】
オフロードをアグレッシブに駆け抜けるリアルな空気感が伝わってくるSサンのRAV4。カスタムのベースは「アドベンチャー」グレードで、純正サスペンションにリフトアップスペーサーを装着して2.5インチの車高アップを実践している。
注目は前後のフェンダーで、アドベンチャー純正の上に標準グレードのオーバーフェンダーを重ねた「ダブルフェンダー」仕様。純正部品を賢く利用したナイスなアイディア技だ。その足元に投入したタイヤ&ホイールも、しっかりとタフなイメージを固めている。
ランドクルーザー70系純正のTOYOTAエンブレムを流用したフロントグリルもニクい演出だ。そしてサイドオーニングを装備するルーフキャリアには自転車類を積んでトレンド感も完璧と、アゲ系SUVメイクのお手本ともいえる内容に仕上がっている。
RAV4 Adventure
[ホイール]ソリッドレーシング・タービンZ1(FR16×8.0J)
[タイヤ]オープンカントリーMT(FR245/75)
[リフトアップスペーサー]ラフカントリー2.5インチアップキット
[マフラー]バイク用加工
[Fグリル]トヨタロゴエンブレム
[オーバーフェンダー]アドベンチャー用純正+標準グレード用純正(2枚重ね)
[エクステリア]Fバンパーガード ルーフラック スキッドプレート:チッピング塗装 ワイドトレッドスペーサー
[チューニング]ストラットタワーバー
[オーディオ]カロッツェリア
クロカン×ストリート系をミックス【RAV4】
ボディメイクはオフロード的で、22インチの大径ホイールを履く足まわりはストリート系と、ジャンルをミックスさせてカスタムを楽しむHサン。
フロントはトムス製バンパーガーニッシュと汎用フォグランプステー&フォグランプにバグガード、サイドにはゴツめのTAC製サイドバーステップと、ひとつひとつのパーツを見てもさまざまなブランドやスタイルが掛け合わされているのがオモシロイ。
コロナ禍でここ最近は開催されていないものの、オーナーさんは各地のオフ会で交流を楽しんでおり、ドレスアップ熱はまだまだ盛り上がりそうだ。ここから先はオフロード色を強める方向にもっていく予定ということで、ますます独創的な一台になりそうな予感。
RAV4
[エアロ]フロント/リア:トムス サイド:TAC ウイング:ネクサスジャパン
[ホイール]ジュノウ・ヴォーグMZ-05(FR22×9.0J・インセット32)
[タイヤ]トライアングル(FR265/35)
[エクステリア]アイライン:トクトヨパーツ ドアミラーカバー:シェアスタイル バグガード:ネクサスジャパン Rゲートガーニッシュ:TRD マフラーカッター:トムス
[シートカバー]JKM
[チューニング]スロットルコントローラー:トムス
[オーディオ]アルパイン
プリン容器でホイールをアレンジ【X-TRAIL】
新車購入当時、最先端のSUVだったエクストレイルを、7年間じっくりとカスタムを続けて理想のスタイルを完成させた。
型にとらわれない自由なメイクで、フロントバンパーはオーテック純正、リアはニスモのエアロでスポーティなイメージを高めつつ、サイドにはカディスのサイドステップバーを装着してオフロードにも似合うフォルムとなっている。
ホイールの選択も個性的。以前はドレスアップ系のホイールでインチアップしていたが、現在はアメ車カスタムで定番のデイトナ風ホイールを組み合わせている。ここで注目なのがセンターキャップで、装着しているのはなんと100均ショップで売っているプリン用の容器だから驚く。まったく違和感なく予想外のアイテムを流用してしまうのも、やはり自由な発想の成せる技だ。
X-TRAIL
[エアロ]フロント:オーテック リア:ニスモ
[ホイール]ノーブランド(FR17×7.0J・インセット35)
[タイヤ]ヨコハマ・ジオランダー(FR205/65)
[スプリング]RS-R
[Fグリル]マットブラック塗装
[オーバーフェンダー]ジャオス
[ボンネット]カディス
[Fシート]ブリッド・ユーロスターII
[ステアリング]革巻き加工
[オーディオ]カロッツェリア+JLオーディオ+ロックフォード
スポーティ&ラグジュアリーに魅せる【HARRIER】
ハリアーといえばラグジュアリー志向のカスタムがメインストリームとなっているが、Oサンの目指したのは、スポーツを主軸にしたスタイルだ。
その核となるのが足元に履くホイールで、選んだのはアドバンレーシングGTの鍛造21インチ。ニッサンGT-RやレクサスLC500などに向けて設定されたリアルなプレミアムスポーツモデルだ。ただ、それでは足元だけ浮いてしまうところを、ロジャムやモデリスタ、アドミレイションのフルエアロを組み、ボディ全体をボリュームアップさせバランスを図っている。
ドレスアップ的な魅せる要素も加えられ、フロントダクト部の面発光LEDや純正テールランプの加工など、煌びやかさもアピール。SUVのスポーツ要素を高度に際立たせた見事なコーディネートの一台だ。
HARRIER
[エアロ]フロント:ロジャム リア:アドミレイション
[ホイール]アドバンレーシングGT(FR21×9.5J・インセット38)
[タイヤ]ATR(FR235/35)
[車高調]ブリッツ
[マフラー]スリーキャッツ+アドミレイション
[Fグリル]ロジャム
[テールランプ]純正加工
[エクステリア]デイライト自作 ドアミラー:シルクブレイズ Fカナード
[シートカバー]アルタモーダ
[ブレーキローター](F)ディクセル/(R)BIO