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たった50万円で「車中泊」向けのクルマが手に入る! アウトドア初心者が選ぶべき5台とは

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: トヨタ、Auto Messe Web編集部

マツダ・プレマシー

 ミニバンのジャンルで、オデッセイ同様に走りにも注目したいなら、マツダのプレマシーがある。2010年~2011年式の2リッターエンジンを搭載する、人馬一体の走りが味わえる20S、20SCが予算、走行距離条件に見合う。探せば30万円台もあったりするから買い得だ。走りもよく、広い空間も確保しているプレマシー

 走りだけでなく、欧州車テイストあるシートのかけ心地の良さも、当時から魅力だった。リヤスイングドアながら、もちろん3列シートで、2/3列目席を格納した時の最大奥行(ベッドスペース)は1770mm。ベッドスペースとしては多少凸凹しているものの、詰め物とマットレスを併用すればラゲッジスペース部分の天井高が820mmもあるため、窮屈感はないはずである。ラゲッジスペースは詰め物とマットレスが必要だが、広い室内が魅力的だ

 こうした格安中古車でアウトドア、車中泊を楽しみたい場合、クルマ選びのポイントとしては前後席、または後席~ラゲッジフロアの奥行きが、自身(&同行者)の身長をカバーできるかということ。

 上記のフィットシャトルであれば、ステーションワゴンでも身長180cmぐらいまでOKだし、もし、後席を前方に倒して、ベッドスペース長がほんの少し足りない場合は、ヘッドレストを抜いて逆付けすれば、それが枕代わりになり、実質的なベッドスペースが20cmぐらいは伸びるので、試してみてほしい。

トヨタ・ポルテ

 ところで、もっと新しい年式で、車中泊に適したクルマは、と言えば、トヨタ・ポルテがある。50万円以下でも6年落ちの2015年式までが狙え、個性的なシートアレンジによって、ベッド長は最大2420mmに達するのだ。トヨタ・ポルテなら2015年式を選択することが出来る

 ただし、それは助手席をタンブル格納(これが決め手)したときの助手席~後席~荷室の合計。ベッドスペースとしてはシングル=ソロキャンプ用となる。後席のみ倒した時の奥行き=ベッド長は1580mmだ。それでも室内高は1390mmもあるので、正座もできるお座敷スペースになりうる。大人と小柄な人または子供(身長158cm以下)の2名であれば、セミダブルベッド的に使えそうだ。ポルテの室内サイズを考えるとソロキャンプサイズだが、十分に寝られるスペースを持つ

 それはそうと、そうしたクルマでアウトドア、車中泊を快適に楽しみたいのなら、フラットなベッドスペースを実現するマットレスや枕、肌掛け(季節によっては車内用寝袋)、電池式照明などに加え、車外からの干渉を避ける、車内用の全周カーテンが不可欠であることも覚えておいて欲しい。寝ている姿が外から丸見えだと、落ち着かないし、危険でもある・・・・・・。

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