ラスト5周 トップ陣のスピンに巻き込まれ
そして、47周目、最終ステージのグリーンフラッグが振られると、ここから各車のチェッカー目指した激しいバトルが展開していく。
53周目に接触から3台が絡む大クラッシュが起き、さらにそのリスタートとなった62周目にも再びクラッシュが発生。ここでHREチームは残りの周回数を踏まえてこの日最後のピットインを行なうためヒル選手を呼び戻す。ここでもタイヤ交換は行わず給油とセッティングの微調整を行なって8番手で16号車をコースに戻す展開となった。
最終ステージでのバトルは激しく80周までに続けて3回ものイエローコーションが続いたが、ヒル選手は巧みにポジションを上げて、トップ争いを展開することに。
がしかし、ギリギリの駆け引きの中で迎えた残り5周となったところで、ヒル選手の前を走る2番手と3番手のマシンが接触してその2台がもつれ合うようにスピン。ヒル選手は回避を試みるが、巻き込まれるかたちで外側のウォールに車両を激しくヒットしてしまい、ピットへ戻ることとなってしまう。
チームはダメージの大きい右フロント部を応急処置し、16号車をコースに戻したものの、2周遅れとなる22位でレースを終えることとなった。