ヴィンテージカーとは歴史的なエピソードがある特別なクルマを指す言葉
旧車が高騰というのは本サイトも含めて、よく見かけるし、聞いたりもする。それゆえ、旧車というのが、最近では広く使われているように思うが、同じような意味としてクラッシックカー、ヒストリックカー、ヴィンテージカーという言葉もある。厳密な違いというのはあるのだろうか?
基本的には特別な使い分けというのはなくて、強いて言えば、ヴィンデージカーというのは、ただ古いだけでなく、希少価値があるものを指すことが多い。ヴィンテージフェラーリとは言っても、ヴィンテージスバル360とは言わないだろう。
この点からすると、日本車にはほとんどなくて、数少ないなかではトヨタ2000GTあたりが該当するが、ヴィンテージトヨタ2000GTと呼ぶかというとまず言わないだろう。
つまりヴィンテージカーというのは、現存台数や生産台数が数台とか、戦前のスポーツモデルや歴史的なエピソードがある特別なクルマを指す言葉と言っていい。以前、とあるイギリス人に言われたのは「戦後のクルマはただの古いクルマ」ということで、伝統の違いを見せつけられたが、少なくてもヴィンテージと呼ぶのはよほどの理由がないとダメということだ。
名車や歴史的に価値があるものをクラシックカーやヒストリックカーと呼ぶ
そのほかのクラシックカーやヒストリックカーも、ヴィテージカーほどではないにしても、名車だったり、歴史的にそれなりに価値があるものを指すことが多いように思う。実用車よりもスポーツカーといった感じだ。加えて、日本車でも言わないことはないが、海外のモデルのほうが適切な感じはある。
では、日本車に合うというのはなにかということで出てくるのが旧車だ。旧車趣味という場合は国問わずということもあるが、「旧車に乗っています」と言う場合は、国産をまず思い浮かぶ。アメリカ旧車とかイタリア旧車とは言わないわけで、国産旧車というのが一番しっくりとくるのではないだろうか。ちなみにアメ車やイタ車の場合は、古いアメ車、古いイタ車と呼ぶのが一般的だったりする。