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「ギリギリ燃料」に「エアクリ外し」! コンマ1秒を削るつもりが「深刻な事態」になりがちな攻め技4つ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

【エアクリーナー外し】

 次は今でこそやる人はほぼ見かけないが、懐かしの「エアクリーナー外し」について。当時から「効果は無く変わるのは音だけ」と否定派も少なくなかったが、吸気抵抗が減ると信じエアクリーナーを取り外す人が後を絶たなかった。懐かしの「エアクリーナー外し」

 エアクリーナーにはゴミや小石といった異物を濾過する役割があり、外すことでどんな弊害があるかは説明せずとも想像できるだろう。即ブローとまではいかないにせよ、エンジンの寿命を縮めることは間違いない。エアクリーナーにはゴミや小石といった異物を濾過する役割がある

【正体不明のハイグリップタイヤ】

 続いてはタイヤに関する事例。仲間に中古のハイグリップタイヤを譲ってもらったり、オークションで購入して意気揚々とサーキットを走ったら、さっぱりグリップせずクラッシュしたなんて話を聞いたことはないだろうか。正体不明のハイグリップタイヤは逆に危険

 ゴム製品であるタイヤは経年劣化により性能が低下することはよく知られているが、Sタイヤをはじめとする走りに特化した銘柄は何年にも渡って使うことを想定しておらず、いわゆるストリートラジアルに比べて“賞味期限”が著しく短いのだ。製造年月や保管状態でも性能の落ち幅は変わるので、古すぎたり出どころのわからないハイグリップタイヤは使わないのが無難。ゴム製品であるタイヤは経年劣化により性能が低下する

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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