【アメリカからの刺客_01】フォード・エクスプローラー
かつて、ピックアップトラックの本場であるアメリカ合衆国から日本へ正規輸入されたモデルもある。その代表がフォード「エクスプローラースポーツトラック」だ。
ラダーフレームを使ったSUV派生型のピックアップトラックという意味では前出のランクル70ピックアップに近く、全長は5.37m。ダブルキャブで5人が乗れるうえで、奥行きが1.3mに迫るベッド(荷台)が頼もしい。仕様は排気量4LのV6ガソリンエンジン+5速ATで、駆動方式は4WD。デビューは2007年で、398万円というプライスタグは今にして思えばかなり割安だ。
【アメリカからの刺客!?_02】ジープ・グラディエーター
実は、今年後半にとびきりワイルドなピックアップトラックの導入が予定されている。それがアメリカからやってくる「ジープ・グラディエーター」だ。
見ての通り、ベースとなっているのは孤高のオフローダー「ラングラー」。車体を延長して荷台を組み込んだモデルである。それにしても、「アンリミテッド」と呼ぶラングラーのロングホイールベース仕様に対して約66㎝も長い、全長5.5mのボディは大迫力。この個性的なスタイルを見ているだけでも楽しくなってくる。もちろん悪路走破性はラングラー譲りで、オフローダーとしても実力も一級だ。
本場であるアメリカやタイに比べると日本で見かけることが極めて少ないピックアップトラックだが、少数ながら根強い人気と需要があるのは事実。なかには1ナンバー扱いとなり車検や高速道路料金にハードルを感じるモデルもあるが、それを上回る所有する喜びを得られるのは間違いなさそうだ。