美しいデザインはミニカーになっても健在
マニア心くすぐるエンスーな車種から王道の名車まで、あらゆるクルマのモデル化を手掛けている模型メーカーの京商。同社の“ORIGINAL”ブランドから「1/18スケールのジャガーEタイプ フィクストヘッドクーペ」が3月13日に発売される。
登場から60年という時が経過した今でも、ため息がでるほどの美しいプロポーションをもつジャガーEタイプ。1961年3月15日にジュネーブショーで発表され、ロングノーズ・ショートデッキというFRスポーツカーの代名詞だったシルエットに、最高速度は150mph(240km/h)を誇るイギリスの名車だ。
ボディはフィクストヘッドクーペ(FHC:ヘッドが固定されたクーペ)とロードスターの2種類をラインアップ。クーペは後に「世界で最も美しいクルマ」と、イタリアのフェラーリを創立したエンツォ・フェラーリでさえ認めるほど。
京商ではモデル化にあたり、1961年式の実車を3Dスキャンしたデータを元に、忠実にカタチを作ることで、高い再現度に成功。開閉機構を持ちながらも、美しいスタイリングは健在している。
楕円形のグリルからゆるやかにボディラインが流れ、リアまで曲線を描くEタイプを観察すると、フェンダーアーチの形状、リアフェンダーのボリューム感などディテールひとつとってもEタイプが小さくなって再現されている。さらに特徴的な3本のフロントワイパーにも注目をしたい。足元はワイヤースポークで、センターロックはスピナータイプで中央にジャガーの刻印が入る。
フロントカウルを前ヒンジで開けると、3.8リッター直列6気筒エンジンには、3連SUキャブレターとツインカムヘッドカバーが出迎えてくれる。さらに、カウルを開けた状態と、閉めた時に真横から見るEタイプはまるで見え方が異なり、ずっと眺めていても飽きないことも付け加えておきたいポイントだ。
リア周りに目を移すと、デザインに配慮した小ぶりなテールランプや、車体中央にバックランプが備わる。荷物の出し入れがしやすそうなテールゲートは開閉式となっている。
内装はウッドステアリングに革シート、スミス製のタコ&スピードメーターなどインテリアを覗き込む楽しみも残してくれているのが嬉しい。
ボディカラーと内装カラーは、グリーン×タン、ブルーメタリック×赤、ガンメタリック×ブラウンの3色を用意。価格は2万3000円(税抜き)。全国の模型店およびインターネットで購入をすることが可能だ。
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