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目線は高いほうが見えやすいハズ! それでも「走り好き」が「シート位置」を下げたがるワケ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

低さと同時に正しい運転姿勢が大切

 続いてシートのポジションを下げる方法。基本的には社外製のシートに交換することが前提で、シートそのものの形状とシートレール(シートを車体に固定している部品)によって座面の高さは決まる。なおシートの固定方法によってもダウン量は変わり、一般的に「サイド止め」と呼ばれるタイプは、左右のレールの間にシート本体を落とし込む構造で、通常のタイプよりもポジションを低くすることが可能だ。一般的に「サイド止め」と呼ばれるタイプは、通常のタイプよりもポジションを低くすることが可能

 注意して欲しいのは低くすることを優先しすぎて、正確なドライビングポジションが取れなくなること。特にステアリングとの位置関係は非常に重要で、シートが低くステアリングにぶら下がるような姿勢になってしまっては正確な操作なんてできるはずがなく、本末転倒もいいところ。シートの取り付け位置を何段階かに調整できるレールもあるので、よりドライビングポジションにこだわるならそれらを選ぶのがベターだ。シート位置の低さを優先しすぎて、正確なドラポジが取れなくなることは避けたい

 車種によっては純正シートのままポジションを下げられるレールもあり、街乗りがメインだったりノーマルの外観が好みの人にオススメ。いずれにせよ重心が低いほど運動性能は上がるが、操作性やポジションが犠牲になっては元も子もないので、両者のバランスを見極めつつローポジション化に踏み切ろう。車種によっては純正シートのままポジションを下げられるレールもある

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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