キャンプやアウトドアで使うテーブルのセレクトポイント
ひとくちにキャンプ用テーブルといっても、いろいろなスタイルがあります。
スタイル別テーブルの特徴を知ることが、後悔しないテーブル選びの第一歩となりますので、ここではメリット:○、デメリット:△をあげて、ざっとご紹介してゆきましょう。
■くるっと丸めて持ち運べる「ロールトップテーブル」
【ここが○】 クルマの隙間に収納できる/ 衛生的
【ここが△】 隙間にものが挟まることがある
細長い板がコードやジョイントでつながっている天板で、くるくる丸めて持ち運べるのがロールトップテーブル。細長くまとめられるのでキャンプ場に向かう車内のちょっとしたくぼみや足元に置けるので、広いラゲッジを取れないクルマのユーザーに人気のテーブルです。収束タイプのチェアとひとまとめで収納できるのもメリットのひとつ。
また、先に組み立てたスタンドの上に天板を広げながら載せるので、地面に天板が着かず衛生的。
ただし、天板には隙間ができるため小さなものを置くと挟まることがあります。キャンプではシングルバーナーなどを載せた時に隙間に脚が挟まると傾き危険ですので、隙間を上から塞ぐ耐熱シートを敷くなどの工夫が必要でしょう。また、細長い板がコードで連結されているものは、長く使っているとコードが劣化して伸びたり切れたりしますので、こちらもご注意。
■ファミリー人気の高い「折りたたみテーブル」
【ここが○】組み立てが簡単で長く使える
【ここが△】収納に工夫が必要
丁番などでつながった2〜4枚程度の天板を広げ、脚を広げるか取り付ける折りたたみテーブルは、天板の隙間が少ない点が重宝します。例えば、子どもがお絵かきするときにもそのまま使えるのでファミリーにはうれしいテーブルです。
あらかじめ取り付けられている脚を広げるだけでいいものであれば、悩むことはなく素早く組み立てられます。半面、中途半端に広げると倒れやすくなるものもありますので、ちゃんとしたロック機構が付いているかをチェックしたいですね。
一方、1本1本ねじ込む脚は、広げるだけでいいものに比べて手間はかかります。ですが特にテーブルの脚は深くねじ込めるもののほうが安定はしますので、脚を組み立てるその面倒な時間が安定感を生んでくれると納得して作業してください。
収納時には立てると背が高く、横たえると面積を取りますのでラゲッジに入れるには工夫が必要です。
■焚き火台のそばだけでも使いやすい「焚き火テーブル」
【ここが○】熱い鍋をそのまま置ける / 組み立て簡単で、組み合わせていろいろなカタチにできる
【ここが△】複数枚使う場合は重い
焚き火台のまわりで使うことを考えられたテーブルで、鉄やステンレスなど耐熱素材天板が使われたテーブル。焚き火台に載せていた鍋やケトルを火から外して中を確認する、火にかけた鍋に食材を追加するようなときに便利で、高さは低めで幅も狭いものが多くあります。焚き火台を使わないときでも、座ったまま作業をするときに重宝します。
コンパクトなので複数そろえ、いろいろなカタチ、広さにアレンジできることも人気なのですが、スチール製を複数個用意すると、それなりに持ち運びなどかなり重くもなります。