ギネス記録も誇ったあの公道最速モデルが3代目へと移行!
スズキのフラッグシップモデル、新型「Hayabusa(ハヤブサ)」の国内販売が正式に発表された。
「世界最速モデル」をと、各社がこぞってフラッグシップモデルを発表していた90年代後半。そこに打って出て公道市販車世界最速という312.6km/hのギネスを記録したのが「Hayabusa」である。1999年に初代モデルが登場し、2007年には2代目へとモデルチェンジを行なっているが、縦長2眼のヘッドライトの両脇にエアスクープが特徴的な空力モデルで、フェアリングのサイドには漢字で「隼」と書き込まれる。スズキのGSX-Rシリーズとは一線を画す、究極のスーパースポーツであった。
発売以来、開発コンセプトである「Ultimate Sport(究極のスポーツバイク)」のもと、高い空力特性を持つ独特のデザインや優れた走行性能をもつこの一台が、この2月末から3代目へとフルモデルチェンジしている。すでに欧州・北米で販売を開始しているが、今回国内仕様も若干遅れての登場。ちなみに国内での販売は2014年に2代目モデルを発売して以来、7年ぶりの発売だ。
搭載する1339ccエンジンは既存のエンジンを徹底的に見直し、改良を加えることで、耐久性及び実用域の出力を強化。よりリニアでコントロール性のある出力特性に造り込んでおり、電子制御システムS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)を装備することで様々な走行シーンに対応する。
デザインコンセプトは「The Refined Beast(凶暴さを制す知性)」。既存モデルに対してずいぶんとシェイプされた印象のデザインだが、それでもHayabusaらしさをしっかり残したデザインは、その溢れ出るパワーやパッションを開放しながら、その強力なパワーを手の内でコントロールするという理性を備えたスタイリングを具現化した。
国内モデルとなる新型「Hayabusa」は、欧州と同じ仕様、装備に加えて専用装備ETC2.0車載器を標準装備した。また好みに応じて外装カウル3色、外装アクセントカラー3色、ホイール2色の組み合わせを選択できる「カラーオーダープラン」をスズキとして初めて設定。これにより全18パターンの組み合わせ(標準車体色3色を含む)となる。日本国内での年間目標販売台数は650台を見込む。
価格は標準車体色(黒/金、白/青)が215万6000円(税込み)、銀/赤が216万7000円(税込み)、カラーオーダープラン(黒、白ベース)が221万1000円(税込み)、その銀ベースが222万2000円(税込み)となる。
4月7日(水)より全国の「ハヤブサ取扱店」で発売される。その発表と同時に、スズキの特設サイト「スズキWEBモーターサイクルショー2021」では、バーチャルでの「Hayabusa ルーム」という空間も設けられている。
【Hayabusaスペシャルサイト】
https://www1.suzuki.co.jp/motor/hayabusa-sp/