頻繁に走るなら「スポーツ走行」もオススメ
では続いて「スポーツ走行」のメリットとデメリットを。基本的にはサーキットが発給するライセンス(JAFのモータースポーツライセンスで可能な場合も)が必要で、走るのはサーキットやモータースポーツの基本を知っている人であるため、例外はあれどマナーやモラルは一般の走行会よりも高い傾向にある。
走行枠もナンバーの有無やフォーミュラカーとツーリングカー、ラップタイムで分けているコースが多いのもありがたい。すべてじゃないが予約がいらないサーキットもあるし、あったとしても走行会よりは時間的な猶予がだいぶ長いと思われる。
デメリットは金額的に決して安くないサーキットライセンスや、レーシングスーツを始めとする装備にも一定の基準があること。もっとも頻繁に走るならライセンス取得の損益分岐点は意外と低いし、装備は事故や火災から自分の生命を守ってくれるモノなので、デメリットと呼んでしまうのは語弊があるかもしれない。
あとは走行会と正反対でトラブルの際、何もかも自分で対処しなければならないこと。ちょっとサーキットを体験してみたい人なら、馴染みのプロショップなどが主催する走行会。毎月のように走る人や地元で通いやすいサーキットがある人は、ライセンスと装備を揃えてスポーツ走行という選び方をオススメしたい。