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どうせ走るなら「走行会」に限る! サーキット初心者にとって「スポーツ走行」とは別モノだった

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

頻繁に走るなら「スポーツ走行」もオススメ

 では続いて「スポーツ走行」のメリットとデメリットを。基本的にはサーキットが発給するライセンス(JAFのモータースポーツライセンスで可能な場合も)が必要で、走るのはサーキットやモータースポーツの基本を知っている人であるため、例外はあれどマナーやモラルは一般の走行会よりも高い傾向にある。サーキットが発給するライセンスのサンプル

 走行枠もナンバーの有無やフォーミュラカーとツーリングカー、ラップタイムで分けているコースが多いのもありがたい。すべてじゃないが予約がいらないサーキットもあるし、あったとしても走行会よりは時間的な猶予がだいぶ長いと思われる。サーキット主催のスポーツ走行枠には予約がいらないケースもある

 デメリットは金額的に決して安くないサーキットライセンスや、レーシングスーツを始めとする装備にも一定の基準があること。もっとも頻繁に走るならライセンス取得の損益分岐点は意外と低いし、装備は事故や火災から自分の生命を守ってくれるモノなので、デメリットと呼んでしまうのは語弊があるかもしれない。スポーツ走行には、ライセンスやレーシングスーツをはじめとする装備に一定の基準がある

 あとは走行会と正反対でトラブルの際、何もかも自分で対処しなければならないこと。ちょっとサーキットを体験してみたい人なら、馴染みのプロショップなどが主催する走行会。毎月のように走る人や地元で通いやすいサーキットがある人は、ライセンスと装備を揃えてスポーツ走行という選び方をオススメしたい。ちょっとサーキットを体験してみたい人なら、馴染みのプロショップなどが主催する走行会がオススメ

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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