アンダーパネル
もうひとつはアンダーパネルやディフューザーに代表される、ボディの下面をフラットにして整流させる大柄なエアロパーツ。街乗りは速度の他にサーキットと異なる最低地上高が9cmという制限もあり、いくらフラットにしても効果がゼロというのは言葉が過ぎるものの、ドライバーがどれだけ効果を体感できるかは疑問だ。
もっとも複数のパーツをバランスよく組み合わせたり、路面コンディションや気候によってハッキリ体感できる可能性は大いにあるし、愛車を理想のスタイルに仕上げることもカスタマイズの立派な目的。上記のパーツはサーキットを走らなければ無意味なワケではなく、本領を発揮する場所がサーキットであると覚えておこう。
ちなみに冷却/静粛性/燃費といった部分では、一般道でも違いが明確に分かるエアロが多くある。エンジンルームの熱を抜くボンネットのダクトは街乗りや渋滞で水温や油温が明確に下がり、窓のバイザーは静粛性や雨などの付着軽減に役立つし、アンダーカバーを含む純正のエアロはトータルでの空気抵抗を軽減し、燃費を始め走行性能に与える影響は決して無視できない。