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「カビ」「サビ」に最悪「火災」の危険も! キャンプ道具の「アフターケア」に要注意

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、Photo AC

2)鉄製品の「サビ」

 次は湿気も原因のひとつとなる「サビ」について。キャンプ道具でサビが発生するのは、ガスバーナーや調理で使う鋳鉄製のプレート、ステンレスの焚火台や食器などさまざまだ。食材から出た脂や調味料の汚れを落とすのは当然として、水分が残ったまま収納せず、キッチリ乾燥させ湿気をなくすことが重要。キャンプ道具でサビが発生するのは、ガスバーナーや調理で使う鋳鉄製のプレート、ステンレスの焚火台や食器など

 ただしテントの乾燥と同じく現場で完璧にやるのは難しい。洗い場をひとりで長く占拠するのはマナー違反だし、洗剤の使用が好ましくないロケーションだってある。なので撤収するときは車内や収納ボックスを汚さない程度にし、帰宅してから入念に洗浄および乾燥させたほうが無難。 特に鋳鉄製のダッチオーブンやスキレットは、使用後のメンテナンスにコツがあり時間がかかる。同時に焚火台やグリルの網に付着した焦げも、ワイヤーブラシで固着する前に落としておけば、長持ちするうえ見た目の清潔さも保てるはず。鋳鉄製のダッチオーブンやスキレットは、使用後のメンテナンスにコツがあり時間がかかる

 ほかにはテーブルやチェアの足に付いた土を落としてから収納バッグに入れる、クーラーボックスを洗って匂いが残らないようにすることも忘れずに。そのひと手間が次回使用するときの気持ちよさに繋がるだろう。クーラーボックスも洗って匂いが残らないようにする

3)ガス缶は「直射日光」と「高温」に注意

 もうひとつの大敵は「高温」だ。大きな事故の原因になりかねないのはガス缶で、新品にしろ使用中にしろ直射日光が当たらない屋内に保管し、温度が上がり過ぎて爆発しないようくれぐれも注意すべし。そして使用期限が切れたら正しい手順で処理して廃棄する。通気性がよく火気のない場所で下向きに押し付けるか、穴開けツール(OD缶にもCB缶にも専用品がある)を使ってガスを出し切ってから処分しよう。ガス缶の保管は「直射日光」と「高温」に注意

 キャンプ道具は外での使用が前提で基本的にタフではあるが、正しい保管とメンテナンスの方法を知っていれば、より長く本来の性能を維持したまま使い続けられるのだ。キャンプ道具を片付けるカップル

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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