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「フィアット500ハイブリッド」や「フィアット・アバルト595SS」も! 約200台のFIAT&ABARTHが浜名湖に集結

思い思いのユーザーカーが展示された

 3月14日、静岡県浜松市にある浜名湖ガーデンパークで「FIAT & ABARTH fan-BOOK Meeting」が開催された。イベント名の通り、フィアットとアバルトのクルマであれば車種年式など問われることなくエントリーができるミーティングだ。今回、事前にインターネットで募集した200台以上が参加し、盛況となった。

 イベントはステージでトークショーがあったものの、特にこれといった催し物があるわけではなく、和やかにゆったりと1日を過ごすというものだった。オーナー同士がクルマ談義に花を咲かせたり、プロショップでパーツやグッズを見て楽しんでいたのが印象的だった。

 ミーティングというよりは、同じ屋根の下で過ごす家族といったアットホームな雰囲気が漂う会場は敷居が低いもので、偶然訪れるギャラリーたちも個性的なクルマたちに近寄って目が釘付けとなっていた。

 ズラリとクルマが並べられた会場を見て歩けば、ルパン三世にも登場したフィアット500、後継モデルにあたる126、パンダ、初代ムルティプラといったクラシックモデルから、フィアット&アバルトのグランデプント、オープンモデルのアバルト124スパイダー、そして現行のフィアット500とアバルト595&695が集結している。思い思いのユーザーカーをじっくり見ようと思うと、何時間あっても足りないほど。

 なかには、1964年式のフィアット・アバルト595SSやフィアット500のワゴンモデル「ジャルディニエラ」といったレア車種から、これまでにリリースされてきたアバルト695トリブートフェラーリや、なかなか見ることが出来ない日本未導入モデルの500ハイブリッドやパンダハイブリッドまで、ファンでさえ驚くモデルもエントリーしているではないか。こうしたレアなクルマが見られるのもワンメイクミーティングの醍醐味。

 今回、1番参加台数が多かった現行のフィアット500のオーナー数人に魅力を尋ねたところ「可愛い見た目のわりに、キビキビ走るギャップ」「カスタムパーツが豊富なことで、自分色に染めることができる」「同じクルマを所有しているという共通点だけで、仲間が増えるのが嬉しい」という声が多かった。クルマが人と人との輪を広げ、コミュニケーションのツールのひとつとなっている。それだけでも所有している楽しみがあるとすら感じた日曜日だった。

 今回はコロナウイルスの影響もあり、台数が制限されてしまったが、次の開催が決まる頃には主催者は少しなりでも参加台数を増やしてくるに違いないと思える盛況さだった。マスク越しであっても1人でも多くの参加者の笑顔が見られる日を待ち望みたい。

 なお、この日のより詳しい詳細は、4月末に発売予定「FIAT & ABARTH fan BOOK vol.5」にて余すことなく紹介される予定。Amazonを始めとしたオンラインショップや全国の書店で販売される。

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