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油断すると牙を剥く! 一見快適な「春キャンプ」に潜む罠

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TEXT: 猪狩清十郎  PHOTO: 猪狩清十郎,Auto Messe Web編集部,AC

林野庁によれば 山火事の多い季節でもある春

 また風が強くなってきたら焚き火の中止を躊躇しないでください。風速3〜5mでは時に2〜3倍の突風が吹くこともあるため、火の粉が飛んで危険を感じたら消火しましょう。強い風が吹いてきたと思っても突風はさらに3倍以上もの強さになる

 調理等がまだ残っているのなら炭火やバーナーに切り替える判断が重要です。使用する焚火台にもよりますが厚手のアルミホイルで蓋をすれば少なくとも火の粉が風で舞うことはなくなります。

 エア遮断で徐々に消えますし風がやんで焚き火を再開するときも再点火が容易です。アルミシートが飛ばないようヤカンで重石をしたりクリップで留めるといいでしょう。山火事で一旦自然をそこなうと復活には何年もかかってしまう

 林野庁ホームページ「日本では山火事はどの位発生しているの?」によると、平成27年~令和元年の5年間平均で年間約1万2000件の林野火災が全国で発生しています。これは3件/日にあたります。キャンプの焚き火が原因にならないよう、特に天候が急変する春こそ火の管理に十分に気をつけなければなりません。山火事の原因はたき火がいちばん多い

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