【N-ONE】実は多くの人が待ち望んでいた! 軽自動車初のターボ+6MT
昨年11月にフルモデルチェンジを実施した2代目N-ONE。外観は大幅に変えることなく、初代のイメージをそのまま継承したのは、「タイムレスデザイン」という発想。これは初代N-ONEに乗るユーザーの声を聞くと、購入を決めた大きな要因となったのが外観のデザイン。商談に来る人の大半が指名買いだったという。それだけ初代のデザインは評価が高く、「多くの人に支持されているなら無理に変える必要はない」という結論に至ったそうだ。
そこで奥行きを持たせたヘッドライトやバンパーのライン変更など、細かいところで初代と違いを出している。グレードはベーシックなオリジナル、質感を向上させたプレミアム&プレミアムツアラー、スポーティ色を強めたRSを用意した。
その上でフルモデルチェンジと謳うからには、安全性能や燃費などこれからの時代にユーザーから求められる要素はしっかりとアップデート。衝突軽減ブレーキなど多くの優れた機能を持つホンダセンシングを全グレードに標準装備。オートハイビームや後方誤発進抑制機能(CVT車)も設定して、魅力をさらに高めている。
そして2代目N-ONEの大きな特徴は、RSグレードに軽自動車では初となるターボと6MTの組み合わせを設定。これが前述の「走る楽しさや喜び」を味わえるキモとなる。
ちなみにミッション別での販売比率(発売から1ヶ月でのデータ)は、CVT8:6MT2とのこと。CVTが主流の現代において、MT派が2割とはなかなか健闘しているではないだろうか。
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【N-WGN】普段使いで便利な装備を充実させ、幅広い世代にピタッとハマる
全高はN-ONEより高くN-BOXよりも低い、ちょうど良いサイズ感が人気のN-WGN。現在販売されている2代目は2019年8月にデビュー。親しみを感じるプレーンなスタイルを持つN-WGNと、上質でありながら力強さも感じるフロントマスクが特徴のN-WGNカスタムの2モデルを展開している。
聞いたところによると、N-WGNを選ぶユーザー層はかなり幅広いとのこと。小さな子どもを持つファミリーから、免許を取ったばかりで通勤や通学のためにクルマが必要な若年層、子育てがちょっと落ち着いた年輩夫婦などあらゆる世代に支持されている。これらの世代は通勤や通学、お買い物など基本的に日常生活でほぼ毎日乗ることが多いため「あると便利だよね」「付いていると困らないね」という機能や装備を充実させているのがN-WGNの大きな特徴である。
N-BOXなどと同様にホンダセンシングを全タイプに装備したのはもちろんだが、衝突軽減ブレーキを横断中の自転車にも対応させたのは軽自動車では初の試みだった。
さらに安全かつ快適な運転を支援する渋滞追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール、ハンドルの位置を自分好みに調整できるステアリングのテレスコピック&チルト機構も、ホンダの軽自動車では初採用。普段の運転もラクラク快適、それを叶えてくれるのがN-WGNなのだ。
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【N-VAN】仕事から遊びまで大活躍! オールマイティな商用バン
最後にご紹介するのはNシリーズ初となる商用車、2018年7月に登場したN-VAN。
作業用の道具や資材の積載など、仕事用のクルマに求められる室内空間はセンタータンクレイアウトの恩恵もあって広々としたスペースの確保を実現。このセンタータンクレイアウトは荷室の床を低くできることがポイントで、軽バン初となる助手席側のピラーをレス仕様にしたこともあって荷物をスムーズに積み降ろしできるというメリットが生まれた。長尺物の積み込みに便利な、助手席とリアシートをフラットに収納できるダイブダウン機構も好評だ。
今年2月には一部改良を実施。今まではオプションでレス仕様を選択できたホンダセンシングを、全グレードに標準装備して安全性能を向上させた。また一部グレードのみだったオートライト/オートハイビーム機能が、G・Lグレードにも装備されたのも注目すべき点のひとつ。
そして丸目のLEDヘッドライトが特徴の+STYLE FUNグレードに、新色のフレームレッドとサーフブルーを追加。これでカラーバリエーションは全11色となり、ユーザーの趣味趣向に合わせてさらに選びやすくなった。
なお最近はアウトドアブームにより、N-VANを仕事用だけでなくキャンプなどレジャーに使うユーザーも増えたという。用品開発部門のホンダアクセスでは遊びに役立つアクセサリー用品を豊富に取り揃え、こちらも好評とのことだ。
まさに軽自動車の購入を検討するあらゆる層に上手く対応した、充実のラインアップ。2世代目プラットフォームを採用した新・Nシリーズはこれですべて網羅したと言えるが、「脱ガソリン」へのシフトが課題となっている先の自動車業界に対応した3世代目は登場するのか。今後もNシリーズの動向に期待したいところだ。
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