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バイクは「買う」より「借りる」時代!? レンタルミニバイクレースの魅力

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

プロライダーもいるが規則は楽しみ優先の同コンディション

 この前者「借り耐Vol.1」3時間耐久レースは2月27日に開催された。緊急事態宣言発令中ということもあって、参加台数は11台と少々寂しかったものの、好天に恵まれレンタルレーサー40名以上が3時間の耐久レースを楽しんだ。

「借り耐Vol.1」3時間耐久レース グリッドはくじ引きで、スタートはル・マン方式。この耐久レースでは、クラス分けはないものの、全日本以上のレースに参戦しているライダーが所属するなど一定の条件を満たすと、スタートポイントは半周手前に設定されるなどの工夫もみられる。

「借り耐Vol.1」3時間耐久レースの給油シーン また、走行時間帯によってタイムの制限もあって、設定タイムよりも速すぎると強制的にピットイン&ライダー交代というペナルティが課せられる。燃費レースではないが、給油は1回3Lまで、スタート時に入っているガソリンも3L。3Lの給油で30分ほど走行できるが、給油ピットインのタイミングも見なければならない。

「NITORO41 Racing」チーム 今大会で優勝となったのが#41「NITORO41 Racing」。ワールドスーパーバイクで活躍した芳賀紀行選手、アメリカスーパーバイクで活躍した宗和孝宏選手の2名に、2018年&2020年の全日本ロードレースST600チャンピオンの岡本裕生選手、そして芳賀紀行選手の次男である芳賀涼大選手という第一線で活躍する面々。主催者の「これじゃ面白くないから」のひと声で、急遽一般参加者1名を加えて出来上がったチームが、何度かのペナルティを受けながらも299周を走り切って無事に(?)優勝した。

 2位には、今季ワールドスーパースポーツに参戦する川﨑祥吾選手を擁する#5「北浦和串焼き一心」、そして2019年J-GP3チャンピオンの長谷川 聖選手が走った#71「SAKAKI Racing」が3位に入った。

 ちなみにこの「借り耐」の参加費は、車両レンタル費・車両整備費・ガソリン代込みで5万円(スプリントレースの場合は2万5000円)となる。装備を持っていて、人数を集められればひとり1万円ほどで楽しくレースを楽しむことができる(転倒した場合は3000円の修理費用が発生)。秋ヶ瀬のコース12周で行なわれるRB150スプリントのシリーズは、開幕戦が3月28日、第2戦が5月2日(日)、第3戦が8月8日(日)、第4戦9月26日(日)、そして最終戦となる第5戦が11月21日(日)を予定している。また、借り耐のVol.2は6月5日(土)、Vol.3は10月9日(土)に開催予定となっている。

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