ディアブロ・イオタをイメージしたエンジンフードにも注目
エクステリアに関しては、フロントセクションだけでなく、リヤウイング、エンジンフード、ドアミラーなどもスペシャルだ。V型12気筒エンジンの排気量は5.2Lのままだが、サーキットを走ると油温が上がるのでオイルクーラーを追加している。吸気はディアブロ・イオタをイメージし、上からフレッシュエアを吸う仕様だ。さらにレーシングエアジャッキまで装備している。 カウンタックは、よじれにくいパイプフレーム構造を採用しているので、昔のレーシングカーみたいなクルマだといえる。現代でも通用する高剛性を誇っており、実は動きが俊敏なのだ。
その勇姿は走るたびに見る者を魅了する
岡戸さんはカウンタック『イオタ』のサスペンションも強化し、全体的にパフォーマンスアップすることでサーキット走行やヒルクライムを楽しめるようにしており、その豪快な走りと官能的な排気音で、走るたびにギャラリーを魅了している(驚かせている、ともいう)。とにかくビックリするほど速く、排気音が素晴らしいので、ヒルクライムの主催者から誘われるケースもあるそうだ。
岡戸さんは愛車にイオタ・ステッカーを貼っていることに関して「自分でそう思っているから」だと謙遜していたが、マジメな岡戸さんが本当に構築してしまった超レーシーなカウンタックのディテールとサーキット走行やヒルクライムでの実際の走りっぷりを拝見すると誰もが「これはイオタだ!」と納得するので、どこかのイベント会場でカウンタック『イオタ』と遭遇したら、岡戸さんの腕のよさも含め、いろいろ堪能させてもらうといいだろう。
岡戸さんが主宰するアウトモビーリ ヴェローチェでは、ランボルギーニ カウンタック LP500S ウルフ・スペシャル #1でオリジナルに忠実なレストアを実践できることをアピールし、カウンタック『イオタ』で徹底モディファイできることをアピールしている。そろそろ愛車をリフレッシュしようかなと思っているスーパーカーオーナーは気軽に相談してみるといいだろう。