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ルームミラーも外さないとダメなの? 公道OKでもサーキット走行でNGなアイテム4選

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部、TRD

【意外なNGアイテムその3】純正ストライカー対応社外ボンネット

 軽量化に大きく貢献するFRPやカーボン製のボンネットは、いくら「純正ストライカー対応」と謳っていても、サーキットでは専用のキャッチを使うのがセオリー。ロックが甘かったり軽いが故に隙間から風が入るなど理由はさまざまだけど、走行中にボンネットが開くシーンを目撃したことは一度や二度ではない。ボンネットに加えフロントガラスやルーフにまでダメージが及ぶし、走行中に突如として視界が塞がる恐怖は想像するだに恐ろしい。

【意外なNGアイテムその4】アルミ製ホイールナット

 軽量なうえカラーバリエーションも豊富に揃っており、ドレスアップの定番といえるアルミ製のホイールナットもサーキットでは要注意。アルミ合金としては高強度のジュラルミンであっても、スチールに比べればデリケートといわざるを得ず、脱着を繰り返しているうちにネジ山がすり減ってしまう。仮に新品であってもスチール製のハブボルトより、アルミ製のナットのほうが「熱膨張率」が高い。ハードなブレーキングで高温になったせいで緩み、最悪の場合はタイヤが外れてしまう可能性もあるため、軽量かつ強度にも優れたクロモリ製のナットをおすすめする。

【まとめ】わずかな手間を惜しまず安全に留意してスポーツ走行を楽しもう

 ただしいずれも「街乗りなら絶対に大丈夫」というわけではない。ルームミラーやスマホ&タブレットは一般道の事故でも、衝撃の強さで外れる危険性は十分にあるので、サーキットと同じレベルで固定したほうが安全だ。ボンネットにしても純正ストライカーとキャッチを併用すればより安全になり、ホイールナットも初めからクロモリを使えば不安は減るし交換サイクルも長くなる。「わずかな手間や出費を惜しんでトラブルを招いてしまった」なんて事態を招かないように注意しつつ、チューニングやドレスアップを楽しんでほしい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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