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サーキットに着いたらヘルメット忘れたことに気がついた! 初心者がやりがちな「準備ミス」とは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

現地に着いたら受付と走行前準備の作業を行う

 それが済んだら車両の準備に入る。フロアマットを含む荷物はすべて降ろし、配布されたゼッケンを指定された場所に貼り付けて、タイム計測があればトランスポンダーを車両に装着。現地に到着したら受付を済ませゼッケンなどを貼る

 その際は走行中に剥がれたり脱落しないよう十分に注意したい。続いてタイヤの空気圧をサーキット向けに調整して、油脂類の量やキャップがちゃんと締まっているか、ホイールナットの増し締めまでやればパーフェクトだ。走行前にあらためて空気圧もチェックしたい

 なお着替えに関して留意して欲しいのはレーシングシューズで、底が薄く耐久性は一般のクツに比べて著しく低いので、クルマに乗り込む直前に履いたほうが摩耗を抑え長く使える。またドライバーズミーティングがあれば、必ず走る本人が出席して注意事項を聞いておこう。レーシングシューズは走行前に履くようにしたい

帰路につく前にゼッケンやタイヤ&ブレーキなどの安全確認も

 無事にサーキット走行を終えたら、当然ながら帰るための準備も必要だ。ゼッケンを剥がしたらトランスポンダーも忘れずに返却すること。外すのを忘れて場内アナウンスで呼び出されたり、帰ってしまい宅配便で送るハメになる人も稀にいる。クルマではタイヤやブレーキの残量が十分か、オイルやクーラントが減っていないか確認し、足りないなら交換または補充しよう。走行後もオイルやブレーキ、タイヤの残量などをチェックする

 他にはタイヤの空気圧を一般道に合わせる、車高や減衰力を変更していれば元に戻す。インナーサイレンサーを外したクルマは再び装着し、他にもサーキット専用のパーツがあればすべて元どおりに。

 最後の最後は荷物をすべて積み込んで、自分が使ったピットやパドックを片付ける。ゴミを残していくなんて論外だし、オイルや砂利の汚れも必ず清掃しよう。サーキットに限らず『借りたときよりキレイにして返す』は常識だ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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