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サーキットに着いたらヘルメット忘れたことに気がついた! 初心者がやりがちな「準備ミス」とは

事前の準備で当時も楽しく走ることができる

 初心者にとっては異世界そのもの、緊張するのが当然のサーキット。でも身銭を切って走るのだから、楽しまなければ意味がない。頭が真っ白になって失敗したり痛い目に遭わないよう、サーキット走行におけるルーティーンを場面ごとにまとめてみた。

 本題はあくまでも「サーキットに到着してから」だけど、前日までに必ずやっておくべきことも多い。まずは出発する前の準備やチェック項目を挙げてみよう。

走行するために必要な作業やモノの積載は前日に済ませておく

 絶対に忘れちゃいけないのはヘルメットやグローブなどの安全装備で、コレらがないとお金を払っていようが絶対に走ることはできない。とある真夏に行われたサーキット走行会で寝坊してしまい、慌てて家を出たら玄関に装備すべてを置きっぱなしで、取りに戻って走行枠の半分をムダにした人を見たことがある。

 なので駐車場が自宅から離れており盗難が心配なんてケースを除いては、前日に必要最低限の工具などと併せてクルマに積み込んでおけば安心だ。また改めて説明するまでもないが、オイル交換やタイヤとブレーキの残量も忘れずに。

そしてサーキットに到着したら、真っ先にやるべきは受付。走行会であれば主催者のピットやテント、スポーツ走行ならコントロールタワーと、場所はイベントによって異なるので間違えないように。

現地に着いたら受付と走行前準備の作業を行う

 それが済んだら車両の準備に入る。フロアマットを含む荷物はすべて降ろし、配布されたゼッケンを指定された場所に貼り付けて、タイム計測があればトランスポンダーを車両に装着。

 その際は走行中に剥がれたり脱落しないよう十分に注意したい。続いてタイヤの空気圧をサーキット向けに調整して、油脂類の量やキャップがちゃんと締まっているか、ホイールナットの増し締めまでやればパーフェクトだ。

 なお着替えに関して留意して欲しいのはレーシングシューズで、底が薄く耐久性は一般のクツに比べて著しく低いので、クルマに乗り込む直前に履いたほうが摩耗を抑え長く使える。またドライバーズミーティングがあれば、必ず走る本人が出席して注意事項を聞いておこう。

帰路につく前にゼッケンやタイヤ&ブレーキなどの安全確認も

 無事にサーキット走行を終えたら、当然ながら帰るための準備も必要だ。ゼッケンを剥がしたらトランスポンダーも忘れずに返却すること。外すのを忘れて場内アナウンスで呼び出されたり、帰ってしまい宅配便で送るハメになる人も稀にいる。クルマではタイヤやブレーキの残量が十分か、オイルやクーラントが減っていないか確認し、足りないなら交換または補充しよう。

 他にはタイヤの空気圧を一般道に合わせる、車高や減衰力を変更していれば元に戻す。インナーサイレンサーを外したクルマは再び装着し、他にもサーキット専用のパーツがあればすべて元どおりに。

 最後の最後は荷物をすべて積み込んで、自分が使ったピットやパドックを片付ける。ゴミを残していくなんて論外だし、オイルや砂利の汚れも必ず清掃しよう。サーキットに限らず『借りたときよりキレイにして返す』は常識だ。

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