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往年のレーシングマシンが幕張に集結! オートモビルカウンシル2021開催

今年も稀少なヘリテージカーが見られる稀少なイベント

 新型コロナウイルスの影響で、東京オートサロンや大阪オートメッセなど各地でイベントが中止になっているが、自動車業界では今年で6回目の開催となる「AUTOMOBILE COUNCIL 2021(オートモビルカウンシル)」が本日より4月11日(日)までの3日間、千葉県・幕張メッセで行われている。

 毎年テーマを設定し稀少なヘリテージカーの展示が見られることや専門ショップによるその場での商談(購入)ができるという日本でも数少ないイベント。

 自動車関連グッズの販売も行っていたりするため、すでに旧車ライフを楽しんでいる人から、これから旧車趣味を始めたい人まで足を運びやすい内容となっている。嬉しいことに会場はワンフロアに凝縮されているため、普段はそれぞれに距離がある販売店であればなおさら立ち寄りやすく、1度に多くの店舗に足を運びにくい人には嬉しい内容だ。

闘うラリーカーの美しさを間近で堪能できる

 主催者側がセレクトしたメイン展示車は、イタリア車のラリーカー好きなら冷静にはいられない4台。「時代を進めたラリーカーの戦闘美」をテーマにランチア・フルヴィア・クーペ 1.6HF、ランチア・ストラトス HF Gr.4、フィアット・アバルト 131ラリー、ランチア・ラリー037エボリューション2が展示されている。実車をなかなか見ることができないため、同車のミニカーを集めている人も多いのではないだろうか。

 ほかにも、かつて「ラリーの日産」と呼ばれ、一世を風靡したマシンたちが会場に持ち込まれた。1970年式ダットサン・ブルーバード 1600SSS、1972年式ダットサン240Z、1982年式ダットサン・バイオレットGT、1982年式ニッサン240RSの4台だ。またスバルからは、1998年式スバル・インプレッサ 555 WRC、2008年式スバル・インプレッサ WRCが展示されてもいる。時代とともに進化を遂げてきたマシンたちを目に焼き付けてほしい。

ジャガーEタイプ誕生から60周年

 さらに注目の展示車としては、ジャガーも見逃せないだろう。2021年は伝説の名車「Eタイプ」誕生から60年という節目である。同車はイタリアのフェラーリを創立したエンツォ・フェラーリでさえ「世界で最も美しいクルマ」と認めるほど美しいプロポーションが特徴である。

 ロングノーズ・ショートデッキというFRスポーツカーの代名詞だったシルエットが美しい。また当時としてはかなり高性能で、最高速度は150mph(240km/h)を誇った。今回、1963年型Eタイプ・ロードスターS1 3.8。同1962年型Eタイプ・レーシング・モディファイド・クーペが展示されていた。

 さらに1951年と1953年にルマンを制したCタイプのベースとなったXK120ロードスター(52年型)とフィクスドヘッド・クーペ(53年型)。そしてサルーン代表として72年型デイムラー・ダブルシックス・シリーズ1ロングホイールベースも会場に持ち込まれている。

 なお、4月10日(土)、11日(日)の入場料は当日券が3000円(税込)となっている。

 また遠方からの来場が難しい方には嬉しい施策として「AUTOMOBILE COUNCIL 2020 Virtual Mall」を行っている。これは、実際の展示会と並行して開催するオンラインによる有料展示会で、会期初日の様子を動画でリポートするというもの。さらに「Virtual Mall」でしか見られない専用コンテンツも用意しているというから見逃せない。

 その模様は、土曜日と日曜日の2日間に「AUTOMOBILE COUNCIL」の公式ホームページでチケットを購入(税込み1500円)すると見られる。なお、販売数は両日ともに1000組限定となるので注意をしてほしい。

【イベント詳細】

AUTOMOBILE COUNCIL2021
◆会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
◆会期:開催中/4月11日(日)まで
◆開催時間:9時〜17時
◆入場料: 4月10日〜11日(Public Day)3000円

【詳しくはこちら】

◆公式ホームページ
https://automobile-council.com/

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