運転技術を高めるスポーツ走行に入門するならこのクルマ
春は入学や就職といった節目を迎える方が多い季節だけに初めてのクルマを買い、中には「サーキットなどのクローズドコースでスポーツ走行をしたい」という人もいるかもしれない。ここではそんな人に向けた「予算150万円で買えるスポーツ走行にも対応する入門車」を駆動方式別に選んでみた。
【FR編 マツダ・ロードスター】
運転を学ぶには駆動方式より「シフトワークを学べるMTで、走るためのランニングコストや修理代が安い方が重要」とも感じるが、やはりアクセルオンでも後輪を流せるリヤ駆動車は乗ってみたい存在だ。
FR車においては人気のある86&BRZでも150万円で買える中古車も出てきてはいるが、今のところ2012年の初期モデルが中心である。年式などを考えると「ウーン」と感じざるを得ないところが強いのも事実だ。そのため予算150万円で練習用FR車がほしいというなら、運転に対するクルマの動きが素直で、比較的ランニングコストも安いマツダ・ロードスターを勧めたい。
【FF編 スズキ・スイフトスポーツ&トヨタ ヴィッツ】
スイフトスポーツはほどほどの速さを持ち、挙動も素直という「FFのロードスター」的な存在で、ロードスターにはないリヤシートに代表される実用性を備えるのも嬉しい。
というわけでスイフトスポーツの中古車を買うなら2代目モデルか3代目モデルを予算やコンディションとの折り合いを見て選ぶというのがお勧めだ。また価格とコンディションの折り合いによっては普通のスイフトのMTというのも大アリな選択だ。
【ミッドシップ編 トヨタMR-S】
クルマ好きや運転技術を極めたい人の中には「一度はミッドシップに乗りたい」という人もいるだろう。
パッと浮かぶ選択肢はトヨタMR2、ホンダ・ビート、MR-Sといったところだが、MR2とビートは年式など一般的とは言えない部分が多いのもあり、手に入れやすい現実的なクルマはMR-S一択だろう。
MR-Sにはミッドシップの挙動をこれといった怖さもなく味わえるよさがある。また燃費もよく整備代も意外に掛からないといった魅力を持っている。MTの中古車は50万円程度からあり20年落ちもゴロゴロしている。
【番外編 MTの商用車+レーシングカート】
運転技術には普通に公道を走っていても練習できることがいくらでもある。