ロールケージはサーキットだけでなく街乗りでも必要なアイテム
レーシングカーには必ず装着されているロールケージ。万が一のクラッシュからドライバーを守ってくれる、サーキット専用のアイテムという印象を抱く人が多い。その真偽を含めて有用性や選ぶときのポイント、正しい取り付け方に車検の可否などを調べてみよう。
ロールケージってそもそも何のためにあるパーツなの?
ロールケージを取り付ける理由は主にふたつ。ひとつは大きな事故からドライバーを守ること、もうひとつはボディ剛性を高めることだ。安全性に関しては説明するまでもないだろう。強固な鉄パイプでルーフを始めボディが潰れるのを防ぎ、ドライバーがケガを負う確率を低くしダメージも軽減。他のマシンと接触してしまう可能性が高いレースや、横転の危険性があるダートトライアルやラリーでは、間違いなくロールケージの装着が義務化されている。
一体どんな種類があるのか? その用途とは?
続いてロールケージの主な仕様と選び方について説明したい。最初に考えるべきは点数。もっともメジャーなのは前から後ろまでカバーする6点式で、他にフロントもしくはリヤだけの4点式と呼ばれる製品もある。
一体どれを選べばいいのか? DIYでも装着は可能?
選び方としてはサーキットがメインなら6点式を基本に、サイドバーやダイヤゴナルバーを必要に応じて。ストリートでリヤシートに人を乗せる機会が多ければフロント4点式、もしくは乗車定員の変更が不要な6点式がベストと思われる。