日産が車中泊ができるマルチベッド仕様を展示
日産自動車は、千葉県・幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2021」に『NV350キャラバン』『NV200バネットワゴン』『セレナ』のマルチベッド仕様3台を展示した。車中泊需要が高まっている今のトレンドにピッタリな三車三様なモデルを紹介していこう。
リモートワークに最適なNV350キャラバン
2012年にフルモデルチェンジを行ったNV350キャラバン。展示されたモデルは、5人乗りシートをベースにオーテックが製作した1台で、荷室を自由にアレンジできるようになっている。 ベンチスタイル式のシートは左右に独立させた状態で使用することができ、オプションの可倒式テーブルを装着すれば、対面して食事を楽しんだり、リモートワークの場としてパソコン作業なども可能だ。 実際にテーブルの上でノートパソコンを広げてみると、隣にコーヒーを置いても十分に仕事ができるようなスペースが確保されていた。また、あえてシート位置を床まで低くすることで、シートから天井までの高さ1150mmを保持し、大人が座っても頭上の空間に余裕ができるのも重要なポイントだ。可倒式テーブルは、ポールを回せば簡単に取り外せ、女性でも楽に脱着可能である。
親子3人が川の字で寝ることも可能
さらにシートの座り心地も、硬すぎず快適。ベッドスタイルにすれば、縦1760mm、幅1510mmのフラットな状態になり、足を伸ばしてゴロゴロも仮眠もOK。親子3人が川の字で寝ることだって叶ってしまう。 シートを左右に跳ね上げると、広々としたラゲッジスペースに変化し、ウインドサーフィン、バイクやマウンテンバイクなど大型の遊び道具の収納も楽々行える。さらに床の素材は撥水性に優れたロンリュームを使用し、水や泥、砂等で汚れても拭き取りが簡単なのも嬉しい。 小さい子供がいる3人家族やアウトドア好きなカップルや夫婦にちょうど良いサイズで、若い年齢層の購入が多いとのこと。車両価格は340万3400円から432万3000円(税込)。