リタイア後の夫婦に最適なNV200バネット
NV200バネットは、キャラバンよりも少し小さめの5ナンバーサイズで、子供が巣立った夫婦や定年退職後の趣味の相棒として選ばれる方に人気のモデルだ。クルマのボディサイズはコンパクトで取り回ししやすいことに加え、使い方もは用途多様なできる相棒だ。 床素材はキャラバンと同じくロンリューム張りになっており、ベッドを左右に跳ね上げ、後席も折り畳めばマウンテンバイクなども入る広い空間ができあがる。ベッドは大人2人が寝そべることができる全長1720mm、全幅1270mmのゆったりサイズ。 ボディカラーは、モノトーンのホワイトパール、スーパーブラック、タイガーアイブラウン、ブリリアントシルバー、ラグーンブルーに加えて、ツートンのライトブルー×ホワイトとアイリッシュクリーム×ホワイトのポップな2色も設定されている。 内装のベッドもボディカラーに合わせたカラーリングになっているため、女性にもウケが良さそうだ。価格は262万4600円から271万4800円(税込)、他の2台よりもお値打ちなのも嬉しい。
「寝転がる」ことを目的としたセレナ
セレナは、上記2モデルと異なる乗用ミニバンがベースとなっている。注目すべきポイントは、テーブルオプションの設定がなく、寝転がることを目的としたモデルというところだ。 というのも、セカンドシートを倒して、ベッドスタイルを展開すると、全長2150mmとかなり広々! デュアルバックドアというトランクが2分割されるドアを開ければ、開口部とベッドの床位置がフルフラットになるため、テールゲートを閉めたまま、外の景色を楽しむことが可能だ。 ベッドの下は大型のクーラーボックスなども入れられる大スペースになっている。NV350キャラバン同様に、オプションとしてボードアタッチメントやロッドアタッチメントなどが設定されており、釣り竿やサーフボード、スノーボードなどを車内上部の空間を有効活用して積載できるのも魅力的である。 3列目シートを外すと人数が乗れなくなる分、ユーザーから不満の声が出るかと思っていたが、それよりも広いベッドの方が良いという意見が多かったとのこと。夫婦2人と小さい子供が2人くらいなら十分に一家全員でアクティビティを楽しめる広さと装備を揃えていると言える。
なお、セレナのマルチベッド仕様のグレードはXV、ハイウェイスターVに加え、1.2LのeパワーXV、eパワー・ハイウェイスターVという4グレードに設定されている。価格は356万5100円から407万7700円(税込)となる。
通常の乗用車サイズでありながら、車中泊などのさまざまなシーンで使い方無限大の3台、いずれも普段使いでも遊びでも、どちらでも使える機能の良いところどりでおすすめのモデルだ。