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「脱輪」「アイドリング不安定」「道交法違反」! うかつに手を出すと危険なカスタマイズ4選

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

バッテリー交換にはメモリーバックアップが必要

 新しめのクルマで要注意なのはバッテリー。昔は時計やオーディオの再設定くらいで済んだため、プロに頼むという発想がない人も多いはず。最近のクルマは電子制御が入っているため、バッテリー交換時にはバックアップが必要 しかし近年ではコンピューターや学習機能のメモリーが消え、警告灯が点いたりアイドリングが不安定になるなど、さまざまな不具合は発生しプロに任せるべき作業の筆頭といえる。ディーラーや専門店に持ち込めば復元できるにせよ、それなりの時間やお金が必要となるのは言うまでもない。最近のクルマは電子制御が入っているため、バッテリー交換時にはバックアップが必要

トルク管理のミスは走行不能になることも

 パーツを問わず気を付けたいのはトルク管理が必要な部分。その昔ハブベアリングの交換で「工賃がもったいないから」と、ハブナットをトルクレンチもないのに感覚だけで締め付けたビギナーがいた。結果は緩んだら大変という意識からか強く締めすぎて、わずか数日で焼き付いてしまいプロショップ行き。駆動系はとくに素人が手を出すときは注意が必要だ それ以外にもタイヤ交換でボルトが伸びたり折れたり、逆に締める力が弱すぎて走行中に外れてしまったなど、トルク管理のミスによるトラブルは枚挙にいとまがない。自分で本格的な作業をするかは別として、トルクレンチは持っておいて損はないはずだ。自分で本格的な作業をするかは別として、トルクレンチは持っておいて損はない サスペンションも交換だけならともかく、アライメントを正確に取るのは難易度が高い。計測&調整する場所は水平じゃなければいけないし、専用のツールや相応の知識がなければ手を出さないほうが無難だと思われる。

ドライブレコーダーの位置によっては保安基準を違反してしまう

 最後はドライブレコーダー。配線はさほど難しくないのでDIY向きと考えがちだが、じつは取り付け位置に厳格な基準が設けられている。簡潔に書けば『フロントガラスの上部から20%以内』か『ルームミラーの裏側』であり、かつ車検証のステッカーなどと重なっても保安基準に違反してしまう。ドライブレコーダーも貼り付ける位置によっては違反となるので注意が必要だ 車検に落ちたり二度手間にならないためにも、取り付け実績の豊富なお店に頼んだほうが安心だし、配線の処理や初期設定も確実にやってくれる。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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