コンパクトボディの取り回しが楽しい6速マニュアルの4WD2気筒ターボ
小振りだが活力溢れるキャラクターの「フィアット・パンダ・クロス・フォーバイフォー」が日本市場に投入されたのは昨年10月のことだった。40年ほども古くから馴染み深いちっちゃなフィアット・パンダには4輪駆動もあったが、近年流行りのクロスオーバーSUVに育て上げられて登場したのがこのクロス・フォーバイフォーだ。兄弟車の現行パンダとはホイールベースの長さは変わらないものの、車高8cmなどのアップもあり少しばかりボディは大きくなり車内空間の広がりを感じさせられる。
その第一弾であったクロス・フォーバイフォーはパステルイエローの華やいだボディだったが、わずか150台限定でもあり完売。それから半年後、人気だった市場をフォローするべく第2弾が2021年4月24日(土)より、全国のフィアット正規ディーラーにて販売される。215台限定にてメーカー希望小売価格は、2,630,000円(税込)。
今回のボディカラーはモード グレー。前回のパステルイエローとの比較で言えば「金といぶし銀」との違いかもしれない。落ち着いた色彩だけに日本の風土に溶け込むようにも思える。ボディカラーに合わせて明るい彩色のアルミホイールを履かせ、ボディサイドモールディング、ルーフレール、フロントリヤのガードなど全方位にピンポイント的に配されたアウトドア的風貌も、モード グレー色とあいまってより引き締められたものとなっている。
道を選ばないSUVだけに都市のビル街であろうと、すんなりと入り込んでいくのは言うまでもない。モード グレーはそこにもまた馴染みそうな、迷い込んだなどとは微塵にも感じられないボディカラーだろう。