BMW7シリーズ
ドイツ車で最初に12気筒エンジンを搭載したのがBMWの7シリーズです。2代目7シリーズの途中1988年に5LのOHCヘッドV12が追加されました。1994年の3代目からは5.4Lにスケールアップ、4代目の2003年からは6LのDOHCヘッド、5代目にはそこにツインターボが装着されました。 現行モデルとなる6代目は6.6LDOHCツインターボV12にまで進化しています。さすがに2代目、3代目は探すのが難しく、4代目あたりから物件が存在しています。もっともリーズナブルなものだと100万円を切るものもあるくらいです。2010年代後半モデルでも500万円台などが見受けられます。新車時価格を考えるとなかなかの値下がりといえるでしょう。
トヨタ・センチュリー
国産も加えておきましょう……といっても、国産乗用車で12気筒エンジンを搭載したモデルは1997年から2017年に生産された2代目センチュリーしか存在しません。こうしたショーファードリブン(運転手付きのクルマ)として使われるモデルは、長期&長距離使用されることが多く、中古車市場に流入してきた時点では相場的に激安にならざるを得ないという状況も多くあります。100万円を切るモデルも非常に多く存在します。
まだまだある「変化球」12気筒エンジン
そのほか12気筒搭載車を探ってみると、フォルクスワーゲン系のW12型エンジンを搭載するモデルもそこそこのプライスダウンが見られます。もっとも多く見かける物件はフォルクスワーゲン・トゥアレグで150万円程度から見かけます。また、ベントレー・コンチネンタルも300万円程度から存在しています。アウディにもW12エンジン搭載車がありますが、アウディだと500万円オーバーといったところです。
今後しばらくは自動車における電動化が進むことが間違いなく、新しい大排気量多気筒エンジンの登場はない可能性が大きいです。また、さまざまな規制や増税も予想されます。今こそ12気筒エンジン車オーナーになるチャンスかもしれません。