事故を防ぐためにもクルマに十分な装備を積載しておこう
より標高の高い山や奥深くの森林に入る場合は現地の地形に応じた装備が必須です。崖や急斜面、沢筋や渓流に入る場合は、登山靴やロープ、トレッキングポールやピッケルなど適した装備で入るようにしてください。とくに春の沢登りは水温がまだ低いためウエットスーツを着用しないと濡れて低体温症を引き起こすリスクが高いです。乾いた着替えなども必要です。 また天候の急変など遭難のリスクを念頭に置いて、山の中に入り込む時は、トランシーバーなどの連絡手段、水や非常食、ファーストエイド、防寒・レインウエア、ヘッドライト、熊避けベルなども装備するとより安全です。それらの十分な装備をキャリングするためにも、現地までクルマで行くことをおすすめします。不十分な装備で入山して雨に降られ低体温症で亡くなる事故も起きていますし、万が一の際にもクルマまで戻ることができれば、着替えたり車内で安全にビバークすることもできます。 林道は脇道にそれれば道幅が狭くなるのが常ですので、狭い道を突き進んでゆくとUターンできる場所がないことも多々あります。何kmも狭い道をバック運転で戻らなければならない大変なことにならないように、広い道の駐車スペースを見つけて、あとはゆったり歩きながら山菜狩りを楽しむことが大切です。