分かる人なら瞬殺! 旧型を新型にコンバートする話題のGクラスカスタムとは
マニアが多いと言われるGクラスユーザー。ビッグマイナーと言われるフェイスチェンジが行われたのは2018年。最強のAMGモデルから最後発のディーゼルパワーモデルまでの3ラインアップを並べ、いずれのモデルも超人気。じつは、いま日本国内では通称W463A型と呼ばれる現行型が超品薄状態。ほぼ在庫ゼロ状態なのだ。「それでも新型が欲しいんじゃ~」というユーザーに最適な解決方法を伝授しよう。ズバリ、顔を変えてしまおうじゃないか!
旧型のリニューアルで新型気分を楽しめる
現行型W463A型Gクラスは巷間伝えられているように、旧型W463を意識して極力外見が変わらないことを主眼に開発された。もちろん、インテリアは最新のメルセデス・クオリティを踏襲し、パワートレイン系も足回りにメルセデス・セダンやスポーツモデル系でも採用しているシステムを採用するなど意欲的にフェーズを引き上げているので、ライド感はグランドツアラーという声も上がるほど。
その極力変わらない外観は、実際に横に並べてみるとサイズ感の違いが現実を突きつけてくるものの、これほどまでに旧型W463型を忠実に再現して見せたメルセデスの開発陣の手腕に敬服する。一方でそこがカスタム好きの琴線を刺激した。旧型と現行型の違いは「なんとなくラウンド」感あるルックスなのだ。
旧型の463型はそれこそ定規でカッチリと線を引いたような生真面目なスクエアデザイン。現行型の463A型はグリル中央部を軸に両端に向かってややラウンドした面構成。この「ややなラウンド感」を取り入れられないかということで幾多のカスタムブランドが旧型463を現行新型W463Aにクリソツにコンバートできるエアロユニットを送り出してきた。これで旧型モデルでも気分は現行型にリニューアルだ。
新型のラウンド感を取り入れたコンバートキット
JCWフォームチェンジキット
まずはクロカンチューニングのトップブランドで、メルセデス・ベンツGクラスのリフトアップを得意とするプロスタッフのJCWデザインに注目。JCWデザインのキットは新型W463Aの登場まもなくに開発に着手されたエポックメイクなもの。
フラットな顔面を左右がへこんだ3面形状にするなど新型特有の丸みを帯びたフォルムに変更している。再現は我々が思うほど簡単ではなく、苦労も多かったと聞く。ヘッドライト本体ですら仕様そのものを再現したオリジナルなのだ。
【JCWフォームチェンジキット】
・フロントバンパー
・新型ルックヘッドライト
・ヘッドライトカバー
・ボンネット
・フロントスプリッター
・リアバンパー
・前後オーバーフェンダー
・ドアミラー
・フェンダーウインカーLED
・リアテールLED
オフィスケイW463Aスタイル・ボディ・キット
東京のメルセデスチューナーとして人気のプロショップ・オフィスケイも早くから新型コンバートキット開発に着手していた。
【オフィスケイW463Aスタイル・ボディ・キット】
・フロントバンパー
・フロントグリル
・ヘッドライトカバー
・リアバンパー
・ボンネット(スチール製)
・前後オーバーフェンダー
・ドアミラー
・フェンダーウインカー
・テールライトスモーク
旧型→新型の逆張りパターンの旧型→旧々型も注目度高し
MMND ver. ll
旧型から現行新型へのアップデートが話題だが、一方で旧型から旧旧型へのオマージュも根強い人気を誇るスタイルだ。Gクラスが未だにゲレンデヴァーゲンと呼ばれる基礎を作り上げた旧々型、つまり1979年製W460仕様にバック・トゥさせるキットを東京・銀座に居を構える老舗の輸入高級車専門ショップミストラルが開発。MMND(メゾン・ミストラル・ナロー・デザイン)のブランド名で、ゲレンデファンから熱い支持を受けている。
視覚的にももっとも分かりやすいのがドアミラー形状とランニングボードのサイドステップだろう。カニの爪に例えられる横長の折りたたみ式ドアミラーではなく、ミリタリートラックでしかお目にかかれない細いフレームと縦長の鏡面タイプの味わい深いものに変更が可能。
【MMND ver. ll】
・オリジナル・フロントグリル&ヘッドライトシュラウドベース
・オリジナル・ウインカーガードブラケット
・オリジナル・サイドマーカーブラケット
・オリジナル・ドアミラーブラケット
・アルミサイドステップ
・オリジナル・ナローリアバンパー
・リバーシブルスペアタイヤブラケット
・ホイール:MMND-BLS16(7.0×16 inset63)
【詳しくはこちら】
◆JCWデザイン(プロスタッフ):http://www.4x4prostaff.com
◆オフィスケイ:https://www.office-kk.jp