巷に溢れる「アルミホイール」は何色を選ぶべきか
アフターマーケットで販売されているアルミホイールには、今やさまざまなカラーが設定されているモデルも多い。シルバーやガンメタ、ブラックにホワイト、ブロンズやゴールド、レッドやブルー、イエローなど、それこそよりどりみどり。自分の愛車のキャラクターや、自分の好みに合ったカラーを選ぶことができる。
そこで、ここでは、アフター用のアルミホイールについて、代表的なカラーを上げつつ、どんな効果あるのか? メリット・デメリットなどを紹介する。
【定番はシルバー】愛車との違和感が少なく失敗しにくい
もっとも定番のカラーは、やはりシルバーだろう。純正ホイールの色もシルバーが多いこともあり、交換しても愛車との違和感が出にくい。つまり、失敗しにくいのだ。カラーが純正とほぼ同色であれば、あとはどんなホイールデザインが自分のクルマや好みにあっているかなどに集中できる。
【高級感を出すにはポリッシュ系】従来のメッキ系を凌駕する人気ぶり
愛車に高級感を演出したいのであればポリッシュ系のカラーがおすすめだ。もちろん、ホイールのデザインとの兼ね合いもあるので、一概には言えないが、いずれも独特の輝きが愛車に特別なイメージを与えてくれることが多い。
クロームカラーのホイールも、光りの当たる具合でホイールの輝きが変わり、ラグジュアリーな雰囲気を演出しやすい。また、最近はスパッタリングという塗装が施されたホイールも、同様の効果を生むため数多く市場に出回っている。ひと昔前に多かったメッキカラーのホイールは、処理加工の段階で有害物質が出てしまうという問題などで、国内生産は減少傾向のようだ。スパッタリングは、そういったメッキ系ホイールに変わるカラーとして人気を博している。
【ズボラ派はブラックorガンメタ】ブレーキダストが目立ちにくい
ブラックやガンメタのホイールは、愛車の足元を引き締めてスタイリッシュな印象を与えるため、セダンやミニバン、SUVなどに人気だ。とくにボディカラーがホワイトのクルマに装着されることが多いようだ。
ちなみに、これらカラーには、ブレーキダストが目立ちにくいというメリットもある。輸入車や国産車でも制動力が高いパッドを装着した場合はダストが出やすいため、これらのカラーには程度の効果がある。ただし目立たないからといってダストの清掃を怠ると、ホイールに固着して取りづらくなるだけでなく、ホイールがさびる原因にもなるので注意しよう。
【スポーツ系の定番はブロンズorホワイト】高級感もあるのがマル
ブロンズやホワイトのホイールは、スポーツ系ホイールの定番カラーだ。ブロンズは、スポーティさだけでなく、高級感も生むため、高価な鍛造ホイールなどにも採用されたモデルは多い。
【派手系カラーは上級者向け】ショップとよく相談して慎重に
最近のモデルにはレッド、グリーン、オレンジ、ブルー、イエローといった派手なカラーが設定されているものが多い。これらは、とにかくホイールが目立つことは間違いない。また、レッドカラーなどはスポーティな印象を出しやすいし、イエローやブルー、オレンジなどはポップなイメージを演出できるなどの効果もある。
ほかにも、あえてボディカラーと反対色で決めたいといったケースもあるが、これはかなりカスタムの上級テクニックなので、選ぶ場合はショップなどとよく相談した上で決めた方がいい。
いずれにしろ、前述した通りホイールのデザインやカラーは、実際に愛車へ装着した場合、自分のイメージや好みなどに合うかどうかも重要だ。ホイール販売店によっては、サンプルのホイールをクルマの前輪手前などに置き、橫から見ることで装着時のイメージを見せてくれるところもある。可能であれば、ぜひ事前にそういったチェックをした後に、購入することをおすすめする。