レース形式で楽しむハイアマ以上対象の「Zチャレンジ」
ではフェアレディZが対象の「Z-Challenge」の内容はどのようなものなのか。
こちらは予選と決勝のあるレース形式のイベントだ。同じく全車ナンバー付き車両で、車検が通る保安基準を満たしているクルマが条件。違法改造車は参加できない。
レース専用装備とある程度のスキルが必要
サーキットを走るための安全装備として、消火器、オイルキャッチタンク、牽引フック、4点式以上のシートベルトを装着すればエンジンやサスペンション、タイヤなどがノーマルでも参加できる。まずはノーマルで参加し、知識とスキルが向上してからチューニングしても遅くはない。
ドライバー装備では、ヘルメット、レーシングスーツ、レーシンググローブ、レーシングシューズが必要だ。いずれも4輪用レーシングギアであることが条件。
参加可能な車両はZ33型とZ34型フェアレディZで、オープンのロードスターも含む(ただし、ロードスターはロールバーを装着しなければならない)。また、このイベントではオートマチック(AT)車のクラスも設定されている。ドライビングスキルさえあれば、AT車でも総合上位に食い込むことも可能だ。
参加者全員が楽しめる豊富なクラス分け
参加クラスは車両型式や改造内容によって5つのクラスに別れる。
・RS-Sクラス
380RS(Z33)もしくはショップデモカーやプロドライバーの場合は車種問わず
・RS-1クラス
Z34(ロードスター含む)のクラス。ただしロードスターはロールバーの装着およびフルフェイスヘルメットの着用が必須
・RS-2クラス
380RSを除くZ33(ロードスター含む)のチューニングエンジンのクラス。ただし、ロードスターはロールバーの装着およびフルフェイスヘルメットの着用が必須
・RS-3クラス
380RSを除くZ33(ロードスター含む)のノーマルエンジンのクラス。ただし、コンピュータチューニングは可能。また、ロードスターはロールバーの装着およびフルフェイスヘルメットの着用が必須
・RS-Aクラス
AT車のクラス。エンジンのチューニングはRS-1~RS-3の内容を行える
本格的なレース形式のイベントながら、初心者でも参加しやすい条件となっている。ただし、まったくのサーキット走行未経験者がいきなり参加するのは危険な上、他の参加者に迷惑もかけかねない。そこで、下記の条件を満たす必要がある。
1.B級ライセンス保持者
2.国内のいずれかのサーキットのサーキットライセンス保持者
3.上記2点のいずれも満たさない場合、下記提携するドライビングスクールの受講
以下の主催者による走行関連イベント
■初心者向け
・NISMO大森ファクトリー/S.S.C.T. (日産プリンス東京MS室)/Kn’sファクトリー/ガレージ4413
■中・上級者向け
・影山正美氏主催「MASAMI MEETING」
遠征組も多く年齢層も幅広いのが特徴
「MARCH & NOTE Circuit Trial」も「Z- Challenge」も、開催サーキットは主に茨城県の筑波サーキット2000と千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイ。しかし関西圏からの遠征組もやってくるなど、根強い人気のあるイベントで、老若男女問わずも頑張っている。
また、ワンメイクイベントのメリットとして同じクルマに乗る者同士の交流も大きな楽しみのひとつとなっているのも興味深い。今の時代だからこそ、スポーツドライビングを大いに楽しんでみてはいかがだろうか。
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